平成22年 リサイクルプラザの近況

月別状況

12月

平成17年8月神栖市第1リサイクルプラザ稼働以来、神栖市の配慮でビン・缶類及びプラスチックラインの手選別作業を知的障害者11名と指導者2名で担当させて頂いております。
たまたま1名自己都合退職したため、1名の方が現在研修中です。この機会に全員改めて気を引き締めて作業に取り掛かるようにしています。
先ずは安全第一。保護具着用の徹底と毎朝のワンポイント安全唱和。
楽しく明るい職場づくりのため、毎週月曜日は自分たちで決めた‘思いやる心’(6カ条)を唱和。
仕事面では特にプラスチックラインでのペツトボトルの回収と異物除去の正確性をより高めるよう指導しています。

  1. キャップ付きをホッパーへの投入禁止(家庭から搬出する段階で外すことになっているのですが)
  2. 汚れているペットボトルは分別後洗浄し回収(約8000本/月、本来は軽くすすいでから搬出)
  3. 国産品と輸入品の区別の徹底(ラベルが剥がれた場合の見分け方、輸入品はプラとして)等。

8月

7月末で神栖市第1リサイクルプラザでの「ビン・カン類及びプラスチック類」の手選別作業を開始して以来5年が経過しました

この間、知的障がい者11名と指導員2名で委託業務を遂行してきましたが、元請さんからのご指導を頂き大きなケガも無く、仕事面で信頼されるようになっていると自負しております。

1年前から再資源化に貢献しようと始めた”汚れたペットボトルの洗浄回収”は現在も続けています。回収量は一ヶ月あたり、およそ8,000本ですので、1年間で約96,000本、回収したことになります。

品質の維持・向上に対して・・・最近、国産品の絵柄を真似た輸入ペットボトルが出回っていることや、ラベルが剥がれたペットボトルの見分け方に苦慮していましたが、元請さんと協議し、ペットボトル本体の刻印を最優先することになりました。

また、分別方法等に変更が生じた場合は、本人たちに徹底するよう、指導していきます。

6月

ペットボトル検査結果

ペットボトル選別品については毎年1回、外部機関により品質検査が、抜き打ちで実施されています。その結果を報告します。(尚、判定結果が悪い場合は、半年後に再び、抜き打ちで再検査が行われます。)

  • 検査実施日:平成22年5月27日
  • サンプル量:2ベール(梱包数2個)、総本数 852本、総重量 30.750g
  • 総合判定結果 A

検査方法の概要は以下の通りです。

1.目視検査(30点満点中⇒30点獲得)
  • ベール状態を3項目に分け検査(外観の汚れ、積み付け安定性、解体性)
2.計量検査項目(120点満点中⇒109点獲得)
  • 異常なペットボトル(キャップ付き、中身の残ったもの、テープや塗料の付着、異物の混入等 6項目)
  • 夾雑異物(塩ビボトル、ポリボトル、缶類、ポリ袋類、ガラス類、プラスチックトレー類等 10項目)
3.獲得点数
  • 合計 150点満点中⇒139点獲得(120点以上 A 判定)
  • (減点対象となったのは、ペットボトルの中にストローが1本入っていたことと、ラップ系のフィルムが混入していたことです。)

◎ 市及び元請さんからお褒めの言葉を頂きました。今後もより一層の品質維持に努める所存です。

5月

日帰り旅行実施

【 日 時 】 4月24日(土)

【行き先】 アクアワールド大洗・大洗リゾートアウトレット

【参加者】 15名

平成22年度リサイクルプラザの福利厚生事業として、日帰り旅行を実施しました。

今回の計画は、就労者本人たちの計画により、実現しました。およそ2ヶ月間をかけて作業の合間に何度も何度も話合い、ようやく、まとまりました。指導者のアドバイスは最小限に留め「自分たちで計画をまとめ上げる力を養う」という目的を兼ねての計画でした。

自分たちで計画したことが現実化したことは、大変良い経験になったことと思います。

当日は好天にも恵まれ、思い出深い旅行になりました。帰りは本人たちの希望で道の駅潮来にも寄り、楽しい一日を過ごしました。

アクアワールド大洗にて

4月

業務委託契約が更新される

NPO法人あすなろ会は、神栖市第1リサイクルプラザに平成17年8月に就労以来約5年となり、当初の元請との契約が平成22年3月31日を以って終了しましたが、新たな元請との間に、従来通り「手選別業務」を継続するべく、市及び関係者のご配慮で無事に委託契約を締結(3月30日)することが出来ました。契約料は厳しいものとなりましたが、障害者の就労支援の立場で頑張っていく所存です。

資源回収の推進について

昨年8月より汚れたペットボトルを洗浄して回収するようにしましたが、9月以降の回収状況は次の通りです。9月:5,000本、10月:8,500本、11月、5,000本、12月:8,600本、1月:8,000本、2月:8,000本、3月:8,200本、総数:51,300本、ペットボトルを各家庭で排出する段階ですすいで頂ければ良いのですが、特にコーヒー類は乾いてしまうと洗浄しずらいのが実情です。尚、汚れたビン類も洗浄して回収しています。

保護者との懇談会開催

3月27日(土)むつみ荘にて、第1リサイクルプラザで就労しているメンバーの保護者と指導員による懇談会を開催しました。平成17年8月から神栖市第1リサイクルプラザで就労支援を開始後、初めての試みで、これからも安全に、良い仕事を継続していくためには保護者のご理解、ご協力が必要なため開催しました。2010年各自の作業目標に対する現状、体調管理、服装の清潔、等について話し合い有意義に終わりました。

プラザ本人部会による日帰り旅行、決定

2月後半より、本人たちによる旅行計画が始動しました。仕事の合間を縫って何度も何度も打ち合わせを行い、ようやく行き先や日にちが決まりました。今回の日帰り旅行計画については指導員はあくまでもサポート役に徹し、すべてを本人たちで決定しました。「本人たちが決定する」この事が本人たちにとって一番重要なことです。時間はかかりましたが、その分、より充実した旅行になることでしょう。

4月24日(土)アクアワールド大洗・大洗リゾートアウトレット

2月

2010年の各人の作業目標を立ててもらいました。一部を紹介しますと・・・ラインに就くのが遅めの人は「早めに就くように努力します」とか「ペットボトルを沢山取出します」「けがをしないように注意します」「ミスをしないように頑張ります」などなど・・・・安全で良い仕事が出来るよう支援していく所存です。

今月の汚れたペットボトルの回収量は約8.000本と推定されます。ペットボトルは、各家庭において軽くすすいでから資源へ出していただくようご協力をお願いいたします。

1月

汚れたペットボトルの取り出しは子供たちの意識が高まり、休み明けは200本/時近い時も有り全体では,8600本強/月と推定されます。洗浄が大変で翌日まで残ることもありますが継続して行きたいと思います。尚、ビンの洗浄や回収は子供たちが実施しています。

2009年の各人の作業目標の反省を安全会議等の時間で行いました。2010年の目標も各人に立ててもらい、安全に且つ良い仕事ができるよう支援していく所存です。

年別状況

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