あすなろニュース 平成31年1月号

明けましておめでとうございます

当法人は、平成17年8月に神栖市第一リサイクルプラザが稼働する際、資源ごみの手選別作業に知的障害者を採用する話が持ち上がり、当時任意団体であった‘あすなろ会’が受け皿になることを条件に元請さんと契約することが出来ました。翌年5月、事業継続の信頼性確保や、活動の継続性が必要なこと等から法人格を取得しました。目的は、障害者に対して、就労の場の拡充や就労支援に関する事業や生活支援に関する事業(日中一時支援)など福祉の増進を図る事業等を行い、障害のある人が、生きがいを持って安心して暮らせる地域づくりに寄与することです。

目的を達成するため、主に4つの事業を実施しています。

1つ目は、神栖市第一リサイクルプラザでの就労支援、2つ目は、夏休み等長期休暇時も含めた日中一時支援、3つ目は、日帰り旅行やボウリングやカラオケ大会等の余暇活動の推進、4つ目は、目的を達成するための広報活動として、ジャガイモやさつま芋を栽培し市民の方々にも声をかけ収穫祭を開催しています。

第2回ボウリング大会開催

【日時】
12月16日(日)10時半スタート
【場所】
鹿島ボウル
【参加者】
23名(内9名付添い)

今回も鹿島特別支援学校PTA神栖支部との共催で開催しました。

直前になり、風邪で3名の方が欠席となりましたが、参加者全員楽しんで頂けたようです。

レスパイトサービスの近況

1.12月度の利用状況は下記の通りです。

通常のサービス
実施日数:15日
平均利用者数:3.9人/日
冬休み期間のサービス
実施日数:4日
平均利用者数:3人/日

2.クリスマス会開催

実施日:12月20日(木)
参加者:13名(利用者・支援者全員参加)

プログラムは咲子さんと女性支援員、飾り付けは男性支援員、買い物や配膳は女性支援員が分担し素晴らしいクリスマス会となりました。

全員でクリスマスソングを歌い、ケーキを食べた後サンタさんが到着、サンタさんからプレゼントを頂き本人たちは大喜び。そのほか支援員さんたちからの持ち寄り品等のプレゼントをあみだくじで抽選等々。

第3回神栖市地域自立支援協議会に参加

【日時】12月19日(水)15時〜
【場所】保健福祉会館

【議題】

1.神栖市地域生活支援拠点事業(案)について

神栖市には拠点となり得る大規模な法人はないが、既存の社会資源を活用した面的整備とし、自立支援協議会を通じて段階的に整備を推進していくこととする。

相談機能:
委託相談支援は2カ所、計画相談支援事業所は11カ所、基幹相談支援センターは未設置
24時間365日対応の相談窓口の開設は難しいので、土日の電話相談窓口を開設する方向。
緊急時の受入れ・対応:
医療ケアのない障害児を対象に2事業所が対応。但し、医療ケアのある方の対応は難しく検討中。
体験の機会・場:
現在7事業所がある。今後増やす方向で検討する。
専門的人材の確保・養成:
人材難はどの事業所においても抱えている大きな課題。
今確保している人材を養成することに焦点
地域の体制づくり:
神栖市地域自立支援協議会(年4回)、障害福祉サービス事業所連絡会(年2回)
相談支援事業所打合せ会(年4回)
地域生活支援拠点等の整備・運営における今後の課題・方針:
福祉人材の確保等本質的な解決は難しいが事業所と協力しながら課題解決に取り組みたい。

2.福祉祭りについて:平成31年2月16日(土)に開催予定 等々。

第9回定例会実施

【日時】12月21日(金)10時〜12時
【場所】あすなろ集会所
【参加者】5名

【今月の話題】

1.第3回神栖市地域自立支援協議会の概要説明

来年3月末までにまとめる神栖市地域生活支援拠点事業の整備については確認されたが、グループホーム等緊急時を含め誰でも利用できるのか、将来親亡き後の対応について近い将来検討すべき時期が来るのではと発言する。

2.来年度の余暇活動について

今までボウリングやカラオケ大会、日帰り旅行等実施して来ましたが、新たに誰でも手軽にできるゲームとして“ボッチャも良いよ”との情報が入り、近々説明会を開きたいと考えています。

3.自閉症セミナーの概要説明 後記

自閉症セミナーに参加して

【日時】
12月16日(日)13時半〜15時半
【場所】
つくば国際会議場
【演題】
自閉症者が青年期を豊かに暮らしていくために
〜ありのままに、当たり前に、地域と共に〜
【講師】
明石洋子氏(社福あおぞら共生会副理事長、他

【概要】

講師には重度の自閉症の長男がおられ、幼児期には言葉で意思を伝えられない時はパニックを起こしていました。その後の子育ての実践から現在は川崎市の公務員(清掃局)で活躍されておられる実践報告に感銘しました。 言葉で言って欲しいと「言葉の特訓」をしたら更にパニックがエスカレート。彼の意思に反した関りをした私の問題だと徐々に分かってきた。まず、彼の思いを分かろうと努力しました。目の前の選択肢から選ぶことで、徐々にパニックが減少。しかし、選んだもの(母のカード)が実現できると分かると、今度は「高校の試験を受ける」「公務員試験を受ける」(自分のカード)を言うようになる。

又、お子さんの別の特徴は「こだわり」が強いことで、取り除けないなら、生かすことが必要と感じる。

小さい頃から、トイレに強い関心があり「トイレ探索」をする日々。近所のお宅に迷惑をかけたこともあり、やめさせようとしましたが、いっこうに変わりません。そこで発想を変えて、「トイレ掃除」を教える。近所の人にトイレへのこだわりを伝えたうえで「掃除をさせて下さい」とお願い。・・市の職員になって最初の職場は清掃局でした。清掃局では、「黄ばんだ陶器を真っ白な陶器に変身させた」と彼の仕事ぶりを褒めてくれました。彼はこだわりを利用して仕事を持ったのです。

※意思決定支援について

自分らしく生きるには
高校に行きたい!清掃局に行きたい!
実現のカギは「自己決定!」(自分で自分の進路を決める)

自分らしく生きる=「自分が何をしたいか」(自己決定)

意思決定支援とは、人権擁護の視点を持って、社会的障壁を取り除き、合理的配慮をもって実践して、本人の意思を固めてもらい、行動してもらう、そのための支援です。

本人がわかる十分な情報提供や教育や社会経験が保障されれば、自己決定は可能。

紙面の関係で一部分の掲載にさせて頂きました。

【今後の予定】

●第2回カラオケ大会の案内

【開催日】
1月19日(土)10時半スタート
【場所】
むつみ荘
【参加費】
800円
【申込締め切り】
1月11日(金)鶴谷まで※参加者は2曲連絡して下さい。

●第10回定例会の案内

【日時】
1月23日(水)10時〜
【場所】
あすなろ集会所

画面のトップへ戻る