あすなろニュース 平成30年9月号
レスパイトサービスの近況 夏休み特集号
◆8月度の利用状況は下記の通りです。
- 実施日数
- 18日(お盆休み4日と利用者が1人の場合は中止とさせて頂きました。)
- 実施時間
- 支援学校通所生は9時〜18時、障害福祉サービス利用者は3時又4時〜18時
- 平均利用者数
- 2.8人(延べ利用者数5名)
・夏休みの思い出
咲子さん:集会所の隅に植えたナスへの水かけと収穫、ありがとう!
7月は150個、8月は148個収穫出来ました。皆さんで分けて、おいしく食べました。
お散歩の帰りに‘ススキ’が取れましたね!
ナスの収穫表 |
貴司君 :今月も‘草刈’の後片付けをしてくれましたね。
桜愛さん:手作りの‘らくがきちょう’に素敵な絵をかきましたね!
幸大君 :自前のスキンヘッドで裏側をクレオンで塗りつぶし、きちんと折り紙を数十枚。集中力抜群!!
第5回定例会実施
- 【日時】
- 8月27日(金)10時〜12時
- 【場所】
- あすなろ集会所
- 【参加者】
- 5名
1.農耕活動について
- 廃マルチの処分は、さつま芋収穫祭後古い物も含め荷造りして1月に回収場所に持ち込む予定です。
- さつま芋収穫祭は9月22日ですが、準備の確認と仮堀は次回の定例会時とする。
- 草刈はジャガイモ栽培後地が膝の高さまで雑草が伸びていたため草刈機で借りました。
2.日帰り旅行について
- 参加人員は1・2号車ともほぼ40人なので、大型バス2台で行く予定です。
- 昼食については、彫刻の森の中のベラフォスタに予約することになりました。
3.地域生活支援拠点等整備について
- 県育成会の研修会(障害者が安心・安全に生涯を暮らすためには)の概要を説明後話し合う。
茨城県手をつなぐ育成会研修会参加して
- 【期日】
- 平成30年8月24日(金)10時〜14時半
- 【場所】
- 茨城県総合福祉会館
- 【演題】
- 「障害者が安心・安全に生涯を暮らすためには」
- 【講師】
- 福岡寿氏 (長野県自立支援協議会 会長、日本相談支援専門員協会 会長)
【概要】
福岡さんは、たまたま施設職員の募集があり申し込んだのが知的障害者の施設であった。
日勤・夜勤もやり、本人たちにも助けられ楽しかったこと。
平成元年に厚生労働省の浅野氏の立案で、全国20カ所にコーディネーターを配置することになり、上司から進められ、コーディネーター(今の相談員)の仕事をするようになったこと。
その後長野県の西駒郷(県立施設)の地域移行に携わることになる。本人を中心にした相談支援の大切さ、等話されました。ポイントを紹介させていただきます。
長野県の地域生活移行の取り組み
●サクセスモデルの実現
西駒郷(県立施設)の地域生活移行を進めることにより、
- 地域住民の意識を変える
- 施設利用者、家族の意識を変える
- 民間施設の取り組みを推進
●推進体制の整備
県庁・障害者自立支援チーム(福岡氏は自律支援専門員として参画)
西駒郷・地域生活支援センター(西駒郷における地域生活移行推進本部)
●西駒郷地域生活移行から学んだこと 〜ゆるやかな自己決定〜
- ままごとでない実体験の経験が力をつける
- 本人を真ん中に、周りが先回りすると倍返し(支援者側が段取りしてしまう支援)⇒本人を真ん中に「心の動くこと」⇒「試す」⇒「振り返る」⇒「心の動くこと」⇒「試す」・・の繰り返し ※「扇型」の支援⇒「輪型」の支援へ
●自立支援協議会で徹底させていく
- 扇形の支援体制から輪型の支援体制 ※主として:本人中心部会・サービス向上部会事業(サービス)に利用者を合わせる(サービス主導)⇒利用者を真ん中にサービスを組み立てる(ニーズ主導)「聞く」⇒「聴く」:「ゆるやかな自己決定」
- 地域の資源づくり、事業展開は自立支援協議会の要請型へ(※主として:幹事会・課題検討ワーキング 資源開発プロジェクト)
●本人たちに見分を広げてもらう 事業所が相互に協力しあう
- 本人中心部会 ・「ニーズ聴き隊・かなえ隊」・「行ってみてやってみて委員会」(※サービスや事業所は本人の見学・体験から決めていくルールづくり。)
- サービス向上部会 各事業所の持つスキルや専門性は地域の共通財産にしていく。
●日々の支援⇔地域づくり
「地域自立支援協議会」(基幹型相談員)⇔「サービス等利用計画」(相談支援専門員)
相互関係
「日々の支援」(支援員)⇔「個別支援計画」(サービス管理責任者)
※ゆるやかに、きめていく。
●試金石としての「地域生活支援拠点」(北信圏域の例)
地域生活への定着・継続を支援し、夜間を含めた緊急支援を行うための拠点(GH+短期入所)を1か所整備し、その拠点を核にした面的な体制を構築する
多機能拠点整備「総合安心センター(仮) 」
ハード | ソフト | 面的整備 | ||
・グループホーム(H27年完成) | ・相談(24時間) | 拠点を核に | ||
・ショートステイ相談支援へ併設 | + | ・体験の場 | → | 地域の様々な資源とコーディネート |
(H28.3月完成予定) | ・緊急時の受入れ相談 | |||
平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 |
(例)北信圏域の拠点整備方法(相談、緊急時の受入れ・対応)
- ステップ1 対象者の洗い出し
- ・圏域内に緊急時の対応が必要な障がいのある方がどのくらいいるのかをあらかじめ把握
- ・洗い出しにあたっては、基幹センターと行政の連携が重要
- ステップ2 登録制
- ・緊急時の対応が必要な方の情報を事前に把握
- ・登録に当たり、地域定着支援(台帳整備)を活用
- ステップ3 個別の緊急フロー
- ・顔が見える支援体制の整備
- ・緊急連絡が入る際にどのような支援をするのかをご本人と関係者で事前に共有・・武勇伝より予防的支援プラン
- クライシスプランの作成・48時間ルール、72時間ルール
【今後の予定】
●第6回定例会の案内
- 【日時】
- 9月18日(火)9時半〜12時
- 【場所】
- 農耕地、あすなろ集会所
●さつま芋収穫祭の案内
- 【日時】
- 9月22日(土)10時スタート※雨天順延
- 【場所】
- 溝口5445番
- 【参加費】
- 300円、掘った後は近くの集会所で‘ふかし芋’を食べたり、冷たいアイスを食べながら歓談しましょう!!