あすなろニュース 平成29年11月号
第55回手をつなぐ育成会茨城大会に参加
- 【期日】
- 平成29年10月26日(木)
- 【場所】
- 県民文化センター
- 【概要】
- 「手をつなぐ母の歌」を全員起立で斉唱し議事に入りました。
大会式典
- 主催者挨拶 茨城県手をつなぐ育成会 矢野清会長
- 茨城県知事表彰
- 茨城県手をつなぐ会長表彰
- 来賓祝辞 茨城県知事 大井川和彦様
- 知事就任後約1か月ですが、知事として最初に視察したのは、あすなろの里でしっかりと現場を見ながら障害者福祉にどのように対応したら良いか県の職員と考えていきたい。
- 補正予算を含め、特別支援学校の福祉バスの増車等きめ細かく対応したいこと。
- 知事就任に当たり4つの目標を掲げました。豊かな、安心安全、人材育成、夢と希望のある茨城です。2年後には全国障害者スポーツ大会が本県で開催されること、その次の年には東京パラリンピツクが予定されており、スポーツを通じて県民の理解を高めていきたい。
大会宣言
・・・私たちは、知的障害のある人が「当たり前に暮らせる社会」の実現に向け、自助・公助・共助を明確にしつつ、合理的配慮を念頭に、我が子の一生の平安を願い、下記事項を確認し、福祉の発展・向上に向けて努力を重ねることを誓い総意を持って本大会の宣言とします。
記
- 私たちは、地域社会の理解と協力を得るとともに、行政と協働して共に暮らせる社会の実現及び障害児者の権利擁護を確立し、あたりまえに暮らせる社会の実現に取り組みます。
- 障害者が、安心して地域社会で生活できることを目的に、会員の研修活動を行い、また「育成会だより」及び「ホームページ」にて周知してまいります。
- 障害児者の自立と社会参加のため、地域・就労支援システムが充実するよう行政に対し必要な意見・要望を行い、生活確立のため障害基礎年金制度の改正を求めてまいります。
- 地域の特性を踏まえた育成会活動を推進し、活動の活発化や若い人の入会促進に努めます。この目的を達成するために、特別支援学校等の保護者との交流を深めます。
- 障害児者本人同士の仲間意識の醸成及び社会性向上のため、また「いじめ」等への対処の研修を兼ねた「本人交流会」活動を行います。
平成29年10月26日 第55回手をつなぐ育成会茨城大会
最後に「花は咲く」を全員起立で斉唱し大会を終了しました。
講演
- 演題:
- 障害のある子の家族が知っておきたい「親なきあと」 〜「親あるあいだ」の準備〜
- 講師:
- 渡部行政書士事務所「親なきあと」相談室主宰 渡部 伸氏
- 概要:
- 今年の3月、育成会の研修会時にも話されており、2度目の人もおられると思い最新情報も入れてお話ししたいとのこと。ポイントと思われる箇所を紹介します。
老障介護の悲劇を起こさないために
⇒「親なきあと」の心配がなくなるほどの社会資源は、残念ながらありません。
⇒でも、社会との接点があれば、どこかですくってもらうくらいの福祉の体制はあります。
⇒法制度やサービスは変化し続けています。子供がより質の高い生活を送れるために、知識と情報を得るようにしましょう。
知っておいてほしいこと
⇒「親なきあと」の歴史→少しずつではあるが、「いい方向」に向かっている!
⇒障害者総合支援法→法律は変化し続けている、当然これからも変わっていく
※今が不安な状況でも、ベターな社会になる可能性はある!
自分たちの活動でより良い制度に変えることもできる!
「親なきあと」の課題とは
- お金で困らないための準備をどうするか
- 生活の場をどこに確保するか
- 日常生活のフォロー〜困った時の支援はどうなるのか
必要な支援をあきらめないために
- ⇒かかりつけ医への働きかけ
- 1.医師向けに日常生活状況等を書面にして、診断書に反映してもらう
- 2.違う病院にあたる
- ⇒申請が通らなかった場合の手段
- 1.審査請求、再審査請求、再裁定請求
- 2.事後重症請求
- ⇒有期年金の更新時の注意
- 1.できるだけ診断書の内容は変えない
- 2働いている場合、職場からの意見書も有効
- ⇒専門家に頼むことも有効
信託制度の最新情報
- ⇒生命保険信託
- 死亡保険金を一括ではなく信託財産として定期的に給付→障害のある子を受取人とした場合、突然大金を本人が手にすることを防ぎ、必要な設定額だけ毎月渡すことができる
- ⇒家族信託
- 信頼できる人を受託人として、親の財産を障害のある子のために活用してもらう
- →信託財産は現金に限らないので、不動産なども含めて対応できる
- →家族信託を普及させるための協会が立ち上がり、専門家の養成を行っている
- ⇒保護者が死亡または重度障害になったとき、障害者に毎月2万円(一口)の年金が生涯にわたり支給
- ⇒加入できる人:障害者を扶養している満65歳未満の人、障害者:1.知的障害者、2.身体障害者手帳所持1〜3級、3.精神または身体に永続的な障害のある1.2と同程度
- ⇒掛け金(一口当たり月額)・35歳未満9,300円、5歳刻みで上昇、45〜50歳未満17,300円、60〜65歳未満23,300円
- ⇒加入日から20年経過、65歳到達の両方に該当すれば掛金の払込終了
- ・実施日数:
- 20日
- ・平均利用者数:
- 3.2人
- ・日時:
- 10月13日
- ・対象者:
- 幸人君(11才)
- 心身とも成長しましたね。おめでとうございます!
- 咲子さんが大のお友達
- 【日時】
- 10月18日(水)10時〜12時
- 【場所】
- あすなろ集会所
- 【参加者】
- 4名
- 日帰り旅行の確認
- 参加者は18日現在83名で大型バス2台で行く予定。
- りんどう湖レイクビュー内での過ごし方、遠距離のためトイレ休憩場所等確認する。但し、直前になり台風の接近が予想され急きょ来月に延期しました。
- 知的障害児者の自己決定支援の活用について
- ハンドブックを入手しました。今後の活用方法を話し合いました。
- 【日時】
- 11月29日(水)10時〜
- 【場所】
- あすなろ集会所
- 【日時】
- 11月19日(日)7時神栖市役所前出発
障害者扶養共済制度
個人型確定拠出年金(iDeCo)
⇒親と同居中の障害基礎年金を積み立てておいて、将来の老後資金として活用する
⇒毎月積み立て、原則60才から年金受け取り
⇒国民年金の被保険者が加入条件だが、保険料の法定免除を受けている障害基礎年金受給者も加入OK