あすなろニュース 平成29年1月号
明けましておめでとうございます
当法人は、障害者に対して、就労の場の拡充や就労支援に関する事業や生活支援に関する事業(日中一時支援)など福祉の増進を図る事業等を行い、障害のある人が、生きがいを持って安心して暮らせる地域づくりに寄与することを目的とした団体です。
目的達成するため、主に4つの事業を実施しています。
1つ目は、神栖市第一リサイクルプラザでの就労支援、2つ目は夏休み等長期休暇も含めレスパイトサービス(日中一時支援)、3つ目は、日帰り旅行やボウリングやカラオケ大会等の余暇活動の推進、4つ目は、農耕活動で得られたジャガイモやさつま芋を収穫祭として会員以外の人たちにも声掛けした交流事業です。
各事業とも課題は多々ありますが、皆さんと一緒に考え、行動したいと考えています。
リサイクルプラザの近況
安全会議開催
- 【日時】
- 12月2日(金)、8時45分〜10時45分
当日、資源ごみが少なく搬入待ちの状態であったため、元請さんから了解を頂き実施しました。
- 実施内容:
- プラスチックラインでのペットボトルの回収作業(ホッパーへの投入)の実習(速さと正確性)。予め、ペットボトル(キャップつき、キャップ無し、残液入り)を用意して実習
レスパイトサービスの近況
1. 12月度の利用状況は下記のとおりです。
- 通常のサービス
- 実施日数:16日、平均利用者数:3.9人/日
- 冬休み時
- 実施日数:1日、実施時間:7時30分〜18時10分、利用者数:2名
2. 誕生会開催
悠磨君18才 おめでとう!! 来年は支援学校を卒業ですね
3. クリスマス会開催
実施日:12月22日(木)
サンタさん到着 | サンタさんを全員で歓迎 |
プレゼントをもらい大喜び | サンタさんと記念写真 |
平成28年度第1回理事会開催
- 【日時】
- 12月5日(月)19時〜21時
- 【場所】
- あすなろ集会所
- 【参加者】
- 8名
【概要】
- 報告事項
- リサイクルプラザの近況
- 平成28年度予算使用状況
- 審議事項
- NPO法人あすなろ会の事業の方向づけについて
- リサイクルプラザ冬季賞与について
茨城県手をつなぐ育成会理事・単位育成会合同会議に参加
- 【日時】
- 11月30日(水)10時〜12時
- 【場所】
- 茨城県総合福祉会館
【概要】
T. 協議事項
- 茨城県手をつなぐ育成会の一般社団法人化について
- 社会的信用や法人名による契約等の理由からNPO法人との比較で検討した経緯が報告され、協議の結果、一般社団法人化案が了解されました。諸手続きをして来年8月頃法人登録が完了する予定とのこと。その他、育成会会費の一部変更の件や特別支援学校保護者との交流事業について協議しました。
U. 報告事項
全日本手をつなぐ育成会連合会や茨城県手をつなぐ育成会からの各種要望事項の提出が報告されました。その中から、県育成会から県への要望の一部を紹介します。
要望項目:地域生活支援拠点の整備推進について(継続)
- 要望の概要:
- 国の「第4期障害者福祉計画に係る基本指針」において、障害者が地域で安心して暮らせるようにするため、居住支援の機能を集約した「地域生活支援拠点」を、平成29年度末までに各市町村または障害福祉圏域に1カ所以上整備するよう求めています。・・・障害者の高齢化・重度化の進行や親の死去などにより、家庭やグループホームでの生活が困難な障害者が増加していることから、自立の困難な重度の障害者が、住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう「小規模入所施設」を中心とした「地域生活支援拠点」の整備に力を注いでいただきたい。
- 要望事項の現状と課題:
- ・障害者の高齢化・重度化の進行や「親亡き後」に備えるためには、・・障害者等の生活を地域全体で支えの体制づくりが急務となっている。
- ・地域で障害者やその家族が安心して暮らすためには、緊急時にすぐに相談でき、必要に応じて緊急的な対応が即座に行われる体制が必要である。
- ・親の死去に伴い、住み慣れた地域を離れて、ひとり遠隔地にある介護施設に入所せざるをえないという重度障害者にとって厳しい現実があり、・・各地域に重度障害者が入所できる施設があることを強く望んでいます。
第9回定例会実施
- 【日時】
- 12月13日(火)10時〜12時
- 【場所】
- あすなろ集会所
- 【参加者】
- 5名
【今月の話題】
- 日帰り旅行の反省について
- 皆さんのご協力で無事終了できたこと。
- 来年は支援学校以外のお母さんたちの意見を聞き、10月下旬に予定したい。
- 報告事項:
- 神栖市地域自立支援協議会の概要
- 茨城県手をつなぐ育成会合同会議の概要
- 「地域生活支援拠点の整備」について話し合う。
※支援学校以外のお母さんたちとの話し合いも予定したい。
自閉症セミナーに参加
親なきあとも自閉症の人たちが豊かな生活をおくるために
- 【日時】
- 12月18日(日)10時〜15時半
- 【場所】
- 県民文化センター分館
- 【主催】
- 茨城県自閉症協会
印象に残った内容を紹介させていただきます。
【講演1】
「年齢と障害の変化に応じた支援の在り方、各年代の特性と課題、具体的な対応について」
講師 志賀利一氏 独立行政法人国立重度知的障害者総合施設‘のぞみの園’事業企画局 研究部部長
※中度から軽度の知的障害のある自閉症のノゾムさん(架空)の人生をたどって話されました。
- ライフステージ1(出産から学校入学):目の前で起きている行動の背景を考える(『氷山モデル』の考え)
- ライフステージ2(35才〜中年期、親は60才台〜70才台):伴走者の交代時期、「親の老い支度」の一つに子供のシナリオライターの役目を「社会」に引き継ぐことである。引き継ぎに際しては、障害特性の理解や対応方法だけでなく、子供のこれまでの人生や思い出のライフイベントもしっかり伝えることが必要。
- 少子高齢化・核家族化で親族の支えは期待できない。親亡き後を親族が支えることは現実的ではない。
- 高齢期になってからの人生の課題:65才を超えても、多くの知的障害者は元気に生活している。
- 介護が必要な状況:以前、入所施設は「ついのすみか」「一生預かります」をうたい文句していたが、現実に高齢の知的障害者を支援して、高齢者施設のような設備や介護技術、医師や看護師配置等ができない現実を思い知らされている。食事提供の形態、入浴・排泄介護等障害の有無にかかわらず同様の問題に人生の後半は直面する。本人の状態に合わせ、適切なサービス利用を考える必要がある。一方、グループホームは全てできる。既に高齢の障害者向けができているとのこと。
※講演2「親亡き後のライフプラン〜親が元気なうちにやっておける手続きと金銭管理」は省略させていただきます。
【今後の予定】
●第2回カラオケ大会の案内
- 【日時】
- 2月19日(日)10時半〜14時頃
- 【会場】
- むつみ荘
- 詳細は2月号で