あすなろニュース 平成28年11月号
第54回手をつなぐ育成会茨城大会に参加
- 【期日】
- 10月20日(木)10時〜12時半
- 【場所】
- 県民文化センター
【概要】
大会の式典は、矢野会長のあいさつ、各種表彰、橋本知事・水戸市長の祝辞をいただいた後、大会宣言を全員で唱和して終了しました。その後講演会がありましたので概要を紹介します。
【講演会】
演題:「あなたのそばに育成会」〜楽しく役に立つ新しい育成会活動をめざして〜
講師:栃木県手をつなぐ育成会 会長 小島幸子氏
講師は、お子さんが通っていた母子通園ホームの会長になって以降、養護学校12年間の内9年間PTAの会長をやったこと等、私は会長になる宿命にあつたとユーモアを交え話されました。又、久保会長、田中統括、又村あおいさんからのメッセージを紹介しながら分かりやすく講演されました。
★久保会長からのメッセージ
この会が結成されたことは、一人の悩みが多くの人の悩みとして取り上げられ、絶望が希望に転換されるという意義があった。・・・しかしこの会は単に悩める人たちが集まって慰め合うだけのおセンチなものであるべきではない。
- 市町村育成会にとっての困難点
- ・会員が減り会費収入が少ない
- ・行政や社協からの補助金が減額
- ・育成会活動への理解がない
- ・障害者に対する地域の理解がない
- 市町村育成会活動の停滞化
- ・若い親の入会がない
- ・会員が高齢化し減ってきた
- ・役員を変わってくれる人がない
- 組織力の強化
- ・良い組織(チーム)は仲良し集団ではない
- ・リーダー自身が変わることに本気になる
- (権力ではなく信頼が大切、会員の声を傾聴しよう、リーダーは説明と説得業である、)
- ・リーダーは調整役でもある by幸子
- 我が子の将来は本当に安心か?
- ・親が亡くなったら、行政や事業所が何とかしてくれる(本当に何とかなるか!)
- ・ほっておかないでしょう。しかし、我が子に適した過不足のない支援が得られる保障は無い
- ・我が子が生涯にわたって、豊かに幸せに暮らして欲しい(親の願い・育成会の原点)
- ・そのためには何が必要なのかを考えよう!
- ・何があれば、親がいなくても、我が子はもっと豊かに暮らせるのか(必要なものを見つける)
- 我が子の将来を考える
- ・我が子の将来はどうあるべきかを見て、今どうすべきかを考えよう
- ・我が子が終末期をどう過ごすか?を想像しよう(ウラ返すと、生(今)をどう過ごすかになる)
- ・個々の人の幸せを目指して、皆の幸せにつながる(自分の幸せは、次の世代の幸せにもなる)
★又村あおい氏が考えるこれからの育成会の役割
- 権利擁護活動(特に虐待防止法・差別解消法・意思決定支援の3本柱)
- 余暇支援活動(特に学校卒業後の余暇活動、お父さんや地域の人たちに活躍してもらう大チャンス)
- 地域づくり活動(地域の応援団を増やすために「応援会員」システムを導入)
★田中統括からのメッセージ
- 育成会だからできること、育成会としてすべきこと
- ・まずは「今の暮らし」から「これからの暮らし」を考えてみましよう。
- ご本人のこれからと、ご家族のこれからを
- ・おためし利用はGHだけではない 短期入所やホームヘルプサービスをためしてみよう
- ・相談支援専門員を元気づけよう。サービス等利用計画を一緒に盛り上げよう
※講演内容を会員と共有し、これからの活動について話し合っていきたいと考えています。
第7回定例会実施
- 【日時】
- 10月26日(水)10時〜12時
- 【場所】
- あすなろ集会所
- 【参加者】
- 5名
【今月の話題】
- 農耕活動について
- さつま芋収穫祭の反省:参加者は昨年より少なかったが、さつま芋の旬な時期であったこと、芋も甘かったこともあり喜ばれた。来年も同じような時期に収穫祭を開催することとしました。
- 講演会等の概要報告
- 茨城県障害者福祉の集いでの講演
- 茨城県手をつなぐ育成会茨城大会時の講演
- 日帰り旅行についての確認、他
レスパイトサービスの近況
1. 10月度の利用状況は下記の通りです。
- 実施日数:20日
- 平均利用者数:3.9 人/日
2.誕生会開催
先月に引き続き今月も実施しました。
本人は小学部4年で最近、身も心も成長されています。
誕生日おめでとう | お仲間全員でお祝 |
茨城県障害者福祉の集いに参加
- 【日時】
- 10月12日(水)13時半〜15時
- 【場所】
- ひたちなか市文化会館
- 【主催】
- 茨城県、他
- 【講演】
- 「障がいのある人もない人も 暮らしやすい地域とは」
- 【講師】
- 野澤和弘氏:毎日新聞社論説委員、元千葉県障害者差別をなくす研究会座長、他多数の委員
【概要】
表題のテーマに対して、種々な事例で解りやすく講演していただきました。
最後に早口で、自分のペースで、合理的配慮もなく話してしまったと結びました。
障害者差別解消法が4月より施行された。障害を理由に不利な扱いをしないだけでなく、個々人の障害特性に対する「合理的配慮」を行政や企業に義務付けたとこるが重要。
障害者だけでなく誰もが個性を認め合える社会にするため、この法律をい生かしていくべきこと。
表面上、障害者を一般の人と区別して不利に扱わないというだけでは、真の平等にはならない場合が多い。車いすの学生が一般の学生と分け隔てなく入学を認められても、校舎にエレベーターが無ければ、2階以上の教室から閉め出されているのと同じ。市役所の窓口で目や耳の不自由な人が手話通訳や点訳の資料無しで説明されても、十分に理解できないことが多い。
こうした場合に学校や行政に対して過重な負担にならない範囲で、エレベーターの設置や補助的な情報手段を求めることが出来る。これが合理的配慮。同時に施行された改正障害者雇用促進法でも合理的配慮が企業に義務付けられた。塩素濃度に過敏で学校の水道水が飲めない、黒板の文字がゆがんで読み取れない、などの特性を持つ発達障害の子がいる。パソコンソフトの利用を求めたところ、学校から「一人だけ特別扱いはできない」と許可されない。そんなトラブルが各地で起きている。視力の弱い子には眼鏡やコンタクトレンズ、食物アレルギーのある子には特別食が認められるように、見た目で障害がわかりにくい子にも合理的配慮は必要なのだ。
仕事や生活に不自由な思いをしている障害者に配慮する文化を育てると、一般の人へも恩恵が広がる可能性がある。車いす用トイレが多目的トイレに進化し、多くの人が便利になった。知的障害者へのわかりやすい説明は、外国人観光客にも優しさを感じてもらえるはずである。
課題は、相談や紛争解決の体制が不十分なことだ。「障害者差別解消支援協議会」の設置が同法で規定された。都道府県は8割以上が設置する予定だが、市町村は2割程度にとどまるという。
・・誰もが暮らしやすい社会を実現するため、各自治体は前向きに取り組むべきである。
【今後の予定】
●第1回カラオケ大会の案内
- 【日時】
- 11月6日(日)10時半から14時頃
- 【会場】
- むつみ荘
- 【参加費】
- 800円
※送迎車は神栖市役所前10時出発です。遅れないように!
●第8回定例会の案内
- 【日時】
- 11月15日(火)10時〜12時
- 【場所】
- あすなろ集会所
●第3回神栖市地域自立支援協議会の案内
- 【日時】
- 11月18日(金)15時〜17時
- 【場所】
- 保健福祉会館
●日帰り旅行の案内
- 【日時】
- 11月27日(日)神栖市役所前7時40分出発、17時40分頃到着予定
- 【行き先】
- サンシャイン水族館・海ほたる ※詳細は別紙配布します。
- 尚、1号車は波崎総合体育館(6:30)→若松公民館(7:05)→神栖市役所です。利用者は事前に連絡を下さい。