あすなろニュース 平成28年8月号
レスパイトサービスの近況
1.7月度の利用状況は下記の通りです。
- ・通常のサービス
- 実施日数:13日
- 平均利用者数:4.2人/日
- ・夏休み期間中のサービス
- 実施日数: 2日
- 平均利用者数:3.5人/日
実施時間:7時半〜18時10分(通常は9時〜15時半ですが、利用者の要望で対応しました。)
当初より、今年の夏休み期間中の利用者が少ないことが予想され、障がい福祉課等へ紹介の依頼をお願いしていました。新規利用者1名がお試し利用後利用されました。
2.災害発生時の避難場所について
これまでは、あすなろ集会所としていましたが、支援者会議で近くの小中学校にしてはとの声があり、軽野小学校(あすなろ集会所から約1.8Km)にお願いに行きました。
その結果、快諾して頂き、9月以降避難訓練を計画したいと考えています。
第4回定例会実施
- 【日時】
- 7月13日(水)10時〜12時
- 【場所】
- あすなろ集会所
- 【参加者】
- 5名
【今月の話題】
1.農耕作業について
- ジャガイモ収穫祭の反省
- 収穫開始時に、段取りの説明がなかった。(置き場所を名札等で明確に)
- 衛生上かき氷を止めてポッキーアイスにしたのは良かった。更に切って渡すとか、入れ物を用意した方が良い。
- 開始時間を30分早め、9時半しては。
- 袋詰め担当者を決め早めに袋詰めを開始した方が良い。
- 外の手洗い場所が水浸しになってしまったので、次回は対策を等々。
- 農耕地の草刈り実施(7月31日)
- 6月25日、ジヤガイモ収穫祭を実施して以降1ヶ月強たち、雑草が生い茂っていました。さつま芋植付け場所は6月末実施済み。
ジャガイモ収穫後の状態 | すっきりしました。 |
2.夏休み期間中の日中一時支援について
- 口コミでの利用希望者がいれば紹介してほしい旨依頼する。
3.災害発生時の避難場所について
- 軽野小学校を避難場所として訓練したい旨話すと、福祉避難所となっている神栖市保健福祉会館が良いのではとの提案があり、比較検討する事にしました。
4.障害を理由とする差別の解消の推進について
表題の件は、平成28年度神栖市地域自立支援協議会での検討事項になっています。
5月に開催された時説明があった資料を基に話し合いました。
対応要領(案)に対する見解については即決できないので、引き続き話し合うことにしました。
5.日帰り旅行について
皆さん楽しみにしていますので、日にちとバスの予約だけ決めました。
【日時】11月27日(日) 【行き先】東京方面 詳細はお楽しみに!!
手をつなぐ7月号より抜粋
熊本地震、避難の困難さと変わる支援ニーズ
避難所に行けない
娘に発達障害があり、集団の中では音や臭いがダメなので、避難所に行こうとは思わなかった。車中泊で通した。知的障害のある人やその家族が避難所に入れないことは以前から指摘されています。
集団生活が難しいとの判断により家族が「自粛」するというものが殆どです。・・・
避難所に入らないことは、こうした「物資と情報」から隔離されることを意味します。
福祉避難所はどこにあるか?
一般の避難所ではなく、通いなれた施設や学校に避難する人もいます。そうした避難所先が福祉避難所に指定されていれば一定の備蓄などがなされている可能性が高いのですが、全ての施設が指定を受けている訳ではありません。 福祉避難所のあり方にも問題があります。熊本県の場合、被災した関係者の70%が「福祉避難所の存在を知らなかった」としています。福祉避難所の存在や機能を知ることが大切。
支援ニーズの把握
災害とそれに伴う避難生活は、知的障害のある人の生活に大きな影響を及ぼします。
災害時の恐怖や慣れない避難生活により、精神的に不安定になる人も少なくありません。
被災直後から避難生活時期、さらにはこれから本格化する生活再建時期と時間を追うにしたがって知的障害のある人の支援ニーズは変わっていきます。
このときに重要になるのが、相談支援専門員が作成したサービス等利用計画です。
被災時の支援ニーズの把握を外部からの応援が入って行う場合、サービス等利用計画があれば障害のある人それぞれの生活や希望を把握することが出来ます。サービス等利用計画が無い人を重点的に訪問するなど「漏れのない支援」を展開することが可能になります。等々。
全日本手をつなぐ育成会連合会より
7月26日の障害者を狙った凶悪な殺人事件に関し、久保厚子会長より、事件に対する全日本手をつなぐ育成会連合会としての声明文を発表され、会員等への周知をお願いされましたので掲載させて頂きます。
神奈川県立津久井やまゆり園での事件について(声明文)
平成28年7月26日未明、障害者支援施設「神奈川県立津久井やまゆり園」(相模原市緑区、指定管理者・社会福祉法人かながわ共同会)において、施設入所支援を利用する知的障害のある方々が襲われ、19人の命が奪われ、20人が負傷するという未曽有の事件が発生しました。被害にあわれ亡くなられた方々に、衷心よりご冥福をお祈りするとともに、ご家族の皆様にはお悔やみを申し上げます。また、怪我をされ治療に当たられている方々の一日も早い回復をお祈り申し上げます。
抵抗できない障害のある人に次々と襲いかかり死傷させる残忍な行為に私たちは驚愕し、被害にあわれた方々やそのご家族の無念を思い、悲しみと悔しさにただただ心を震わせるばかりです。職員体制の薄い時間帯を突き、抵抗できない知的障害のある人を襲った計画的かつ凶悪残忍な犯行であり、到底許すことはできません。事件は、当会会員・関係者のみならず、多くの障害のある方やご家族、福祉関係者を不安に陥れ、深く大きな傷を負わせました。このような事件が二度と起きないよう、事件の背景を徹底的に究明することが必要です。
今後、事件対応に関わる皆様には、まずは被害者及び被害者の遺族・家族、同施設に入所されている方々のケアを十分に行ってくださるようお願いいたします。その上で、事件の背景・原因・内容を徹底的に調査し、早期に対応することと中長期に対応することを分けて迅速に行いつつ、深く議論をして今後の教訓にしてください。加えて、本事件を風化させないように今後の対応や議論の経過を情報として開示して下さい。
また、事件で傷ついた被害者やご遺族が少しでも穏やかに過ごせるよう、特に報道関係機関には特段の配慮をお願いします。
事件の容疑者は、障害のある人の命や尊厳を否定するような供述をしていると伝えられています。
しかし、私たちの子どもは、どのような障害があっても一人ひとりの命を大切に、懸命に生きています。
そして、私たち家族は、その一つひとつの歩みを支え、見守っています。事件で無残にも奪われた一つひとつの命は、そうしたかけがえない存在でした。犯行に及んだ者は、自らの行為に正面から向きあい、犯した罪の重大さを認識しなければなりません。
また、国民の皆様には、今回の事件を機に、障害のある人一人ひとりの命の重さに思いを馳せて欲しいのです。そして、障害の有る無しで特別視されることなく、お互いに人格と個性を尊重しながら共生する社会づくりに向けて共に歩んでいただきますよう心よりお願い申し上げます。
平成28年7月26日
全日本手をつなぐ育成会連合会
会長 久保 厚子
【今後の予定】
●第5回定例会の案内
- 【日時】
- 8月23日(火)10時〜12時
- 【場所】
- あすなろ集会所
●さつま芋の収穫祭の案内
- 【日時】
- 9月10日(土)9時半〜
- 【場所】
- あすなろ農耕地
●第1回ボーリング大会の案内
- 【日時】
- 9月25日(日)10時半スタート
- 【場所】
- 鹿島ボウル
●茨城県手をつなぐ育成会第2回研修会の案内
- 【日時】
- 9月21日(水)10時〜14時半
- 【場所】
- 茨城県総合福祉会館
- 【演題】
- 『障害者差別解消』の合理的配慮って、なーに?
- 【申込期限】
- 8月16日まで、(希望者は鶴谷まで連絡ください)