あすなろニュース 平成28年5月号
リサイクルプラザの近況
安全会議開催 日時:4月1日(金)、8時45分〜10時45分
当日、資源ごみが少なく入荷待ちの状態であったため、元請さんからの了解を得て開催しました。
議題:平成28年の作業目標の進行状況について
◆私たちはプラスチック類及びビン缶類の資源ごみを手選別する作業を担当しています。各人の担当部署は曜日別に決められており、一部を除いて全員が担当することになっています。
毎日2系列を交互に稼働され手選別しています。上流から流れてきた資源ごみの中から決められた資源ごみを回収し、且つ、異物を除去する作業です。
ガラス等危険物も流れて来るため、毎朝のミーティング時に安全唱和するとともに、保護具の着用を確認してから作業に取り掛かっています。
- 各人5分程度で本人から目標の進行状況を発表して頂き、指導員と問題点等話し合いながら進めました。各人の目標は異なりますが、共通する内容が多々あり自分の事として聞くよう指導しています。指導員の話は良く聞き実行します、異物やペットボトルを見逃さないで回収します、後ろの人が作業し易いようにします、ラインが動いている時は前に集中します等々。
- 毎日の終了ミーティング時でも日々話し合っています。
- ケガをした人はいませんか?
- 仲良くできましたか?
- その後その日の問題点等話し合っています。
レスパイトサービスの近況
1.四月の利用状況は下記の通りです。
- 通常のサービス
- 実施日数:19 日
- 平均利用者数:3.9 人/日
- 春休み期間のサービス(2日ありましたが、長時間の利用は1日でした。)
- 実施日数:1日
- 利用者数:3人
- 実施時間:9時〜15時半(7時半〜18時10分の人もいました)
2.利用者さん全員の利用状況
- 現在の登録者数は9人です。内訳は、鹿島特別支援学校通学生7人(小学部1、中学部2、高等部3)、障害福祉サービス事業所利用者2人です。各人の利用状況は、他の放課後等ディサービス事業所と兼用されている人、通院や部活動等まちまちで、利用日数は1週間の内3〜8人/日とバラツキがあります。
- 通常はスクールバス降車場から迎えに行き、あすなろ集会所に到着するのが4時20分頃、うがいや着替えをして一同で簡単なおやつ、その後自由時間となります。天気の良い日は外でバスケットボールのボール入れ等で遊ぶ人もいます。話し好きな人は指導員と会話、テーブルで書き物する人、ゲームをする人等まちまちです。
- 【日時】4月27日(水)
- 【場所】農耕地、あすなろ集会所
- 【参加者】5名
- 定例会前に、ジャガイモの芽かきを実施しました(6名)。3/10植付け後約50日、全般的には良く成長していますが、今年は芽の出なかった箇所が昨年より多かったです。原因は種イモの切り方か?
- 今後の予定は、5/18さつま芋の植付けを予定し、それまでにうね作り等の準備をする予定です。
- 【日時】4月21日(木)15時〜
- 【場所】神栖市役所本庁5階会議室
- 【概要】仮称 障害者雇用アンケート調査(依頼)について
- アンケート調査内容を話し合い、5月に配布することになりました。
- 尚、4月から「障害者差別解消法」が施行されるに伴い各地区の地域自立支援協議会で検討する事になっており、神栖市も検討することになるとのことです。
- 障害のある人から社会的障壁(障害ゆえに生じるバリア)を取り除くことの意思表示があること
- その負担が重すぎないこと
- 障害のある人の性格や年齢、障害状況に応じて実施されること
- 【日時】
- 5月14日(土)10時〜11時半
- 【場所】
- 若松公民館
- 【日時】
- 5月18日(水)9時半〜12時
- 【場所】
- 農耕地、あすなろ集会所
- 【日時】
- 5月27日15時〜
- 【場所】
- 保健福祉会館
- 【日時】
- 5月29日10時〜
- 【場所】
- 笠松運動公園
- 【日時】
- 6月4日(土)10時〜12時
- 【場所】 神栖市保健福祉会館2階研修室
- 【参加申し込み】
- 5月26日事務局(山田)まで(0299-92-7441)、尚欠席の方は委任状をお願いします。
着替えて創作ダンス | 壁掛けテレビで妖怪体操 |
ビデオを見る人、ボール遊びする人 |
第1回定例会実施
【今月の話題】
1.農耕作業
2.H28年度NPO法人あすなろ会の行事予定について:省略
レスパイトサービスについて
日本財団の福祉車両が納入されて以降3月より送りサービスも実施しています。
旧利用者も再度利用されるようになり、平均利用者数も4月は3.9人/日と増えてきました。
ただ、夏休み等長期休暇時の利用者が少ないので、送迎を実施すること等をPRして利用者を増やしたい旨話す。
他事業所の状況では、利用者が増え夏休み期間の利用が制限される処もあるとのこと。
平成28年度第1回神栖市地域自立支援協議会 就労支援部会に参加
◆趣旨:この協議会は、市に対して障害福祉施策等の提言をするための組織です。その分科会である就労支援部会で、一般企業における障害者雇用の現状や課題を把握し、障害者計画・障害福祉計画の基本目標の一つである「就労の促進」の推進について検討し、市に提言するための基礎資料としてアンケート調査を実施させていただきたい旨
◆アンケート調査配布先:ライオンズクラブ、ロータリークラブ
手をつなぐ4月号より抜粋 今月の問題 知的障害者への合理的配慮を広げるために
差別解消法では、行政機関や民間事業者に対して、障害を理由とする差別的な取り扱いを禁止するとともに、合理的配慮の提供を求めています。
合理的配慮の考え方
ポイントは、次の通りです。
意思表明は家族や支援者の補佐も有効
合理的配慮が実施されるためには障害のある人からの意思表示が必要です。・・しかし、知的障害者の多くは自分からそうした意思表示をすることが難しいため、家族や支援者によるサポートが欠かせません。
まずはちょっとした気遣いを
「合理的配慮」が必要な場面は二つのケースが考えられる。
一つは、役場での手続きや商店街での買い物といった関係性が限定的で対応時間が短いケース。
二つ目は、学校や福祉サービス事業所などのように関係性が長期にわたり、対応時間も多いケースです。
一つ目のケースは、手続きや買い物、乗り物への乗降などがスムーズにできるような配慮、その場でできるちょっとした気遣いが大切となります。・・知的障害者に対する合理的配慮を広める際には、各地の育成会で具体例を示し、まずはこうした「ちょっとした気遣い」を広めていくことが求められます。
知的障害者の特性を踏まえた合理的配慮
一方、学校や福祉サービス事業所、あるいは会社など関係性が長期にわたるケースでは、・・「障壁となっているもの」が分かりにくいという大きな特徴があります。・・まずは何が障壁なのか(配慮を要する場面や事項、伝え方やかかわり方など)をイメージし、仮説を立てて探っていくことが必要です。
合理的配慮を広めるために
ただ、こうした取組を学校や事業所などへ一方的に求めるだけでは前に進みません。 知的障害の特性を考えると、本人から困っていることを伝えるのが難しいケースが多いため、家族が家庭で行っている工夫や気づいた点などを伝えていく必要があります
配慮の内容をよりよいものにしていくための建設的な対話が欠かせません。
育成会としても、知的障害者の特性を差別解消法の地域協議会などで積極的に発信することが重要との事。