あすなろニュース 平成28年3月号

日本財団の福祉車両が納入される!!

福祉車両申請の理由

当会は、昭和50年、障害のある子供たちを持つ親たちが中心となって発足した親の会が前身です。

シシトウ栽培の収益金でプレハブハウスを建設し、養護学校卒業生を対象に母親たちによる小規模作業を開設するなどの活動が認められ、平成6年神栖町運営の‘きぼうの家’の開所に繋げることが出来ました。

その後、平成17年に神栖町第一リサイクルプラザが稼働するが、その中で資源ごみの手選別作業を健常者8名で計画されているが、知的障害者で作業が出来そうな人がいればとの話があり、任意団体である‘あすなろ会’が受け皿になることで知的障害者11名が採用されました。翌年法人格を取得しました。

翌年12月、親御さんからの要望でレスパイトサービス(学童保育)を開始、平成21年よりスクールバス降車場からの迎えサービスを開始しました。 平成24年の夏休みから長期休暇時のサービスも開始しました。ただ、専用車両が無いため、不便であったことから日本財団の福祉車両を申請しました。

今後は送りサービスも可能となり、又、長期休暇時には近くの公園等への移動支援も可能となりサービスの巾が広がると考えています。

レスパイトサービスの近況

1.2月の利用状況は下記の通りです。

・通常のサービス

実施日数:20日
平均利用者数:3.2人/日

2.送迎状況

2月26日、日本財団から福祉車両(ホンダのステップワゴン車)が納入されたことにより、送りサービスも開始しました。

現在のところ送りサービスの希望者は3名ですが、その中の一人は障害福祉サービスの利用者で自宅が近距離のため帰宅後一人で外出することが多く心配で、当事業所のサービスを利用するようになりました。今後も、同じような利用者が増えるものと考えております。

農耕作業等

1.ジャガイモ栽培について

2月24日 畝作りを実施する。お父さんたちは8時半より、お母さんたちは9時半より参加、当初8列を予定していましたが、農耕地一面に雑草がはびこっていたため、畝作り後の草取りに時間がかかってしまい6列で終了しました。3/9植付け予定に合わせて残りの作業を実施する予定です。

2.定例会

農耕作業が11時半までかかってしまった為、確認事項だけにしました。

平成28年度第4回神栖市地域自立支援協議会に参加

【日時】
2月26日(金)15時〜17時
【場所】
神栖市保健福祉会館

【概要】

1.平成28年度専門部会活動報告

障害理解促進部会、幼児・児童部会、就労支援部会各々が検討してきた概要の報告がありました。

2.次年度の活動について

各専門部会の検討内容の継続と神栖市避難行動要支援者避難支援プランの内容について検討する事となる。

3.その他

藤原先生より、平成27年度卒業生の進路見込についての報告がありました。

卒業生35名中就職の内定者は7名、ほぼ見込のある人は2名で全国平均25%とほぼ同じとのこと。

平成28年度障害者福祉団体リーダー研修会に参加

【日時】
2月10日(水)10時半〜
【場所】
茨城県総合福祉会館
【講演テーマ】
障害者差別解消に向けて
【講師】
茨城県保健福祉部 障害福祉課 綱倉 潤 課長補佐

【概要】

障害者権利条約から障害者差別解消法成立までの経緯の説明がありましたので紹介させて頂きます。

◆障害者権利条約とは

障害者の権利を実現するために国がすべきことを決めています。

障害者の人権や基本的自由を守るための約束です。

日本は2007年に条約に署名し、その後障害者制度の改革に力を入れました。

(2011年に障害者基本法の改正、2012年に障害者総合支援法の成立、2013年障害者差別解消法成立等)

◆障害者権利条約の主な内容は平等で、差別しないこと、合理的配慮をすることです。

障害者に「合理的配慮」をしないことは差別になると決めています。

「合理的配慮」とは、障害者が困ることを無くしていくために、周りの人や社会などがすべき無理のない配慮の事です。

◆「障害のある人も無い人も共に歩み暮らすための茨城県づくり条例」の概要

  1. 何人も、障害のある人に対し、差別をしてはならない。
    • 県の責務や県民及び事業者の役割が示されています。
    • その中に、障害のある人も、周囲の理解が得られるよう努めることも含まれています。
  2. 困ったときは専門の相談員が対応します。
    • 茨城県障害者差別相談室が設置されました。
    • Tel029-246-6049 FAX029-246-6048 受付時間:月〜金曜日9:00〜16:00(祝日、年末年始を除く)

手をつなぐ2月号より抜粋

今月の問題

地域で安心して暮らすために 地域生活支援拠点の整備を進めよう(後編)

地域生活支援拠点とは

障害者総合支援法が成立した際の付帯決議の一つに地域における居住の支援等の在り方について早急に検討する事になっており、その主眼は障害のある人や家族が地域で暮らし続けるための支援を検討する事でした。これを踏まえ、検討した結果が支援拠点です。

支援拠点を各地へ確実に展開していくため、すべての市町村が作成する障害福祉計画で、平成30年3月末までに1カ所以上の整備を盛り込むことになっています(整備の区域は、市町村または複数の市町村で構成される障害保健福祉圏域)。

支援拠点の整備に当たっては、市町村や圏域の協議会(自立支援協議会)などを活用して居住支援に必要なサービス等を抽出し、整備の手法を含めて検討する事になっています。

実際の整備手法としては大きく4類型が示されており、現在のところ、多くの地域で「面的整備」が有力となっており、新しく建物を整備するのではなく、既存の事業所が地域で求められる機能を強化していく方向となりそうです。(4類型とは、入所施設、グループホーム、単独、面的整備タイプです)

地域生活支援拠点に求められる機能

支援拠点の整備手法は様々ですが、重要なのは知的障害者が安心して地域生活を送るための機能を有していることです。その中で必要な機能として大きく次の5点が示されています。

  1. エリアに充実した相談支援・サービス調整機能があること。
  2. サービスが機能的に運用するための財源を検討すること。
  3. 地域に短期入所を主とした危機介入サービスがあること。
  4. 緊急時の受け皿として短期入所以外のサービスが地域にあること。
  5. 地域に存在する緊急時の支援機能(セイフティーネット機能)について周知がなされていること。

この中でも、多くの地域では「いつでも連絡できる相談支援体制」「緊急時には確実に利用できる短期入所」の二つが共通するニーズとして挙げられていると思われます。等々。

【今後の予定】

●ジャガイモの種植え予定

【日時】
3月9日(水)10時〜

●NPO(市民活動団体)交流会の案内

今回初めて鹿嶋と神栖が一緒にやります!

【日時】
3月12日(土)13時〜17時
【場所】
鹿島セントラルホテル(新館:鳳凰の間)

●リサイクルプラザ保護者懇談会の案内

【日時】
3月26日(土)10時半〜14時
【場所】
むつみ荘

●第2回ボーリング大会の案内

【日時】
3月27日(日)10時半スタート
【場所】
鹿島ボウル
【参加費】
手帳保持者500円、手帳無し1,000円
【申込締め切り】
3月18日(金)

●第18回茨城県友愛スポーツ大会の案内

【開催日】
陸上競技は5月29日(予備日6月5日)
【場所】
笠松運動公園
【申込締め切り】
3月10日

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