あすなろニュース 平成27年7月号
2015年度NPO法人あすなろ会総会開催
- 【日時】
- 6月6日(土)10時〜12時
- 【場所】
- 神栖市保健福祉会館
- 【出席者】
- 36名、委任状提出者25名、来賓2名(向山健康福祉部長、橘田社会福祉協議会事務局長)
【概要】
- 2014年度事業報告並びに決算報告、2015年度事業計画(案)並びに事業予算(案)、理事留任の議案は何れも異議なく承認されました。
- 今年度の事業方針は次の通りです。
- 神栖市第一リサイクルプラザでの障害者就労支援事業は今年で10年目を迎えます。資源ごみの手選別作業に新たな気持ちで取り組み、行政や元請さんからより高い信頼を高めること。
- レスパイトサービスについては、利用者が楽しく過ごせるよう支援したいこと。
- 神栖市地域自立支援協議会の専門部会で地域の課題について検討する事になっていますが、定例会等で話し合い会議に反映させたいこと。
- 余暇活動の推進については、日帰り旅行等鹿島特別支援学校PTA神栖支部と行事を共催すること、ジャガイモやさつま芋の収穫祭については、広報'かみす'で市民の皆さんにも呼びかけること。
ジャガイモ堀大会開催
- 【日時】
- 6月27日(土)13時半〜15時半
- 【場所】
- 溝口地内(市からの借用地)
- 【参加者】
- 42名
鹿島特別支援学校卒業後の活動の場の一つにと市から借用した土地で始めた農耕活動も今年で7年目となりました。
今年も広報'かみす'に参加者を募集すると共に鹿島特別支援学校PTA神栖支部との共催で開催しました。
当日、今年も朝の時点で雨が降っていたため、急きょ午後にずらして開催しました。時間の変更を連絡し来られない方もおりましたが、雨上がりの後でも水はけの良い土地のため返って掘り易かったですね。
子供たちが掘っている姿をお母さんたちが写すカメラのシャッター音があちこちで聞かれ良かったなーと思いました。
収穫後はあすなろ集会所で、ジャガバタやかき氷、スイカを食べたりと楽しんで頂きました。
後日談ですが、さつま芋堀大会も開催されると聞きましたが、広報誌の案内を見逃すこともあるので、連絡して欲しいとの電話もありました。
第3回定例会実施
- 【日時】
- 6月16日(火)9時半〜12時
- 【場所】
- 農耕地、あすなろ会集会所
- 【参加者】
- 7名
【今月の話題】
- 農耕活動について
- 定例会前にジャガイモの仮堀を実施。
- ジャガイモ収穫祭について打合せする。
- 6/23.24農耕地の草刈を実施する。
- 6/29さつま芋植付け地の草取りを実施する(8名)。雑草がうねの間に膝小僧くらいまで伸びていました。
- 報告事項について
- 茨城県手をつなぐ育成会評議員会の報告 別記
- 神栖市地域自立支援協議会の専門部会での検討事項について
- 次回の協議会で3つの専門部会が決まる予定なので、その結果を基に話し合うこととする。
- その他
- NPO法人あすなろ会として出来そうな福祉活動は?(ベルマーク、神栖中央公園での缶ひろい等々)
- 【日時】
- 6月2日(火)10時〜12時
- 【場所】
- 茨城県総合福祉会館4階
- ○障害名あるいは診断名の告知
- ○障害の一般的な特徴に関する情報提供
- ○障害による現在の発達の状態に関する情報提供
- ○今後の発達の見通しについての専門的見解の提供
- ○障害によって起きる生活上(教育・就労など)の制限に関する示唆
- ○障害によって起きる二次障害に関する情報とその予防についての情報提供
- ○医療・保健・教育・福祉の分野の子育てと発達支援に関する情報提供
- 【日時】
- 7月24日(金)15時〜17時
- 【場所】
- 神栖市保健福祉会館
- 【日時】
- 7月27日(月)10時〜12時
- 【場所】
- あすなろ集会所
レスパイトサービスの近況
◆6月の利用状況は次の通りです。 実施日数:22日 平均利用者数:4.5名
◆夏休み期間中の日中一時支援について
今年も下記の日程で実施する予定です。希望者は早めに申し出て下さい。
【実施期間】7月21日〜8月31日の月曜〜金曜日(お盆休みは8/13.14)
【実施時間】9時〜15時半(時間の延長等ご要望があれば申し出て下さい)
平成27年度茨城県手をつなぐ育成会評議員会に参加
【概要】一部を紹介します。
平成27年度事業計画について
1.基本方針
・・・平成24年6月に「障害者総合支援法」が、平成25年6月には障害者差別解消法の成立及び障害者雇用促進法が改正されました。また、本県においても「障害のある人もない人も共に歩み幸せに暮らせるための茨城県づくり条例」が成立しました。今後は、これらの法律や条例が、障害のある人もない人も共に助け合って生きていく社会、共生社会の実現を目指し、障害者が地域社会で『生きる』ための合理的配慮を伴った制度として運用されることを要望するものです。・・・
今年度は、・・・期待と希望が持てる育成会として活動をより活性化し、私たちが抱えている障害者の生活、就労、生きがいづくりなど様々な問題に積極的に取り組んでまいります。
とりわけ、育成会活動の活性化と若い会員の加入促進を図るため、特別支援学校との連携を強化する事業に取り組んでまいります。
2.組織の強化
足腰の強い育成会組織への再構築のため、単位育成会と県育成会役員とのブロック懇談会の開催、単位育成会会長会議の開催、又、関係機関、団体との連携強化として各特別支援学校の学校区内に設置される単位育成会会員と同特別支援学校に通学する保護者との懇談会を開催する等の取り組みを行う。
手をつなぐ6月号より抜粋 特集求められる家族への支援
障害の告知と受容 保護者の障害の認識を支える 立正大学心理学部 中田洋二郎氏
障害を受け入れることの困難さ
一般に、障害を受け入れることは保護者が克服しなければならない当然の試練であると考えられます。障害のある子どもの発達支援は保護者が我が子の障害を認めることから出発すると考えられているからです。はたして、本当にそうでしょうか。 私は、かって乳幼児健診の発達相談の仕事をしていました。それは一歳半児健診の始まったばかりの頃で、早期発見・早期療育の掛け声のもとに、障害の兆候を見つけ、療育へとつなぐことがその役割でした。しかし、子供の障害を発見しても、保護者にその事実を伝えることはとても困難でした。 どんなに弁が立つ相談員であっても、あるいはどんなに親身な保健師あっても、障害があるということを伝えるのは決して容易なことではありません。保護者が障害の事実を知ったときに求めるのは、どうしたらその障害が「治る」か、その答えなのです。この問いに答えられなければ、保護者の納得を得ることはできません。
親として育つことを支援する
「障害は治らない、治らないから障害なのだ」という専門家もいます。しかし、障害の事実を知った保護者の中には、子供の障害が治ると信じている人も少なくありません。一歳半健診に従事していた当時、保護者との関係がとてもうまくいっていた事例がありました。子どもの発達に応じてその子の発達の促進に役立ちそうな簡単な手作り玩具を紹介し、母親も熱心に私の助言を実践しました。その効果は、子供の良い変化に結びつきました。ところが、健診から半年ほどで母親は相談に来なくなったのです。理由が分からず思いあぐねているとき、家庭訪問をした保護師が母親の話を次のように伝えました。「いずれ子供は施設に行くことになり、そのためにも相談を続けなければならない。しかし、言葉がやっと出るようになって、おしゃべりが出来るようになったら、『子供の障害が治ったのだ』としばらく思っていたくなった。相談に行くたびに子供の障害を自覚する。しばらくは障害児の親ではなく普通の親として過ごしたい」 ・・・「障害児の親」へ発達の支援の方法を教えるだけでなく、我が子を思う「普通の親」の気持ちを理解することも大切だったのです。
障害告知のあるべき姿
一般に障害告知は障害名や診断名を伝えるだけでなく様々な情報の伝達が含まれなければなりません。そして何より重要なのは、これらの情報がそれぞれの子どもの状態や家族のあり方に応じた形で整理され、子供と保護者の成長の過程で適切に提供されなければならないとのこと。