あすなろニュース 平成25年12月号
日帰り旅行開催
- 【日時】
- 11月10日(土)神栖市役所前7時半出発
- 【行先】
- 真岡鉄道SL乗車〜アシモスーパーライブ見学
- 【参加者】
- 81名(会員外18名含む)
当日荒天が予想されていましたが、パラパラの雨があっただけで、皆さんのご協力で楽しい旅ができありがとうございました!!
SL列車に約1時間乗車、道の駅もてぎでの買い物?、ホンダコレクションホールでのアシモスーパーライブ見学、先々での紅葉、バスの中でのカラオケ等々沢山の思い出が出来ましたね。
バスの中ではカラオケ | バスの中ではカラオケU |
真岡駅鉄道博物館にて | 真岡駅鉄道博物館にてU |
SL列車内 |
レスパイトサービスの近況
今月は通常のサービスの他、鹿島特別支援学校休校時(11/13.14)には長時間のサービスも実施しました。
- 通常サービスの日数:18日、平均利用者数:6.3人、平均支援者数:3.7人、毎週火曜日は部活動で利用者は3〜5人で、他の曜日は6〜8人と多くなるので利用者の人数に応じて支援者を配置しています。尚、来月から利用者が1人増える予定です。冬場であることから殆ど部屋の中での活動となるため、支援者は細心の心配りで対応しています。
- 誕生会開催(11/21): 健斗君の誕生会をお友達と支援者でお祝いしました。
- 【日時】
- 11月23日(土)10時〜12時
- 【場所】
- あすなろ集会所
- 【参加者】
- 7名
- 農耕作業について
- 玉ネギ植付けについて
- 11/16 赤白の苗各100本植え付けました。尚、畝づくりは事前にボランティアさんにお願いしました。
- 宮本さん(旧神栖市課長)によりトラクターでさつま芋の跡地を耕うんして頂きました。
- 玉ネギ植付けについて
- アンケート調査結果の取扱いについて
- 調査結果について近々鹿島特別支援学校神栖市部内で話し合う予定とのこと。あすなろ会としては、当面静観したい。
- 研修会等の報告
- 「思春期・青年期の問題と対応」講演会の概要(別記)
- 公開講座『発達障害児の理解と支援』(かみす社協主催)の概要
- 今回の講座は第6期発達障害療育者研修会(全5回夜間講座)の中の初回で、レスパイトサービス支援者から全講座受講者1名の他、数名参加させて頂きました。
- 講座内容については支援者全員が共有したいと考えています。
- 【日時】
- 11月16日(土)10時〜15時半
- 【場所】
- 水戸市福祉ボランティア会館
- 【主催】
- 茨城県自閉症協会
- 【講師】 久保田小枝子氏(社会福祉法人コロロ学舎・瑞学園・総括施設長)他
- パニックを起こしにくい状態にする・・意識レベルを高く、ユアペース・こだわり回避
- 直前刺激を取り除く・・声掛けの仕方、タッチの仕方を変える
- 一度起きてしまったら、二度目を防ぐ
- こだわりがエスカレートするとパニックになる
- 人・場所・課題(状況)の3つの刺激が合致(マッチング)した時に必ず起きる場合
- コミュニケーション方法に問題がある場合
- 環境(人・場所・課題)を変える
- コミュニケーション方法を変える(入力ルートの確認と選択)
- パニックだけを止めようとしない
- 行動リズムの調整
- ユアペース行動の強化
- 頭を使う(脳の活性化)
- 【日時】
- 12月7日(土)10時〜12時
- 【場所】
- あすなろ集会所
- 【日時】
- 12月6日(金)19時〜21時半
- 【場所】
- あすなろ集会所
健斗君の誕生会 | 花凛さんの作品 |
第8回定例会実施
【今月の話題】
コロロ発達療育センター講演会『思春期・青年期の問題と対応』に参加
※コロロ発達療育センターは、自閉症、広汎性発達障害などの診断を受けた子供や、集団に適応できないなどの問題を抱える子供のための指導方法を研究し、実践する教育機関。1983年に創設され、全国10教室(国分寺、杉並他)で1000人以上が療育を受けている。また、センターを母体とした社会福祉法人コロロ学舎は、東京で「瑞学園」(生活介護、施設入所支援、短期入所)等運営しているとのこと。
【概要】
◆脳の働きについて
発達は下位脳から始まり上位脳に進む。上位脳が働くと下位脳レベルの行動は抑制される。
下位脳では、原始運動や常同行動(同じ行動を目的もなく何度も繰り返す)が起きやすい。
上位脳(前頭前野)では、目的行動・適応行動が起きやすい。
自閉症児者の行動が脳のどの部分からのものか常時観察し対応することが大切とのこと。
上位脳が使えるように療育することが大切(脳トレ)
上位脳を活性化すると |
↓ |
1.注視が持続できる |
2.常同行動がすくなくなる |
3.反射が出にくい |
4.こだわりを我慢できる |
5.とぎれがない((目的行動が持続できる) |
◆発達の特徴と対応の基本
思春期での対応の基本(体のホルモンバランスが大きく変化する時期)
※問題が起ゆきやすい→運動量の確保、頭を使わせる、手持ちぶさたにさせない。
※他者の介入を嫌がる→自主性とこだわり、マイペースの見極めが重要(お母さんの対応が変わる時期)
ほどほどのユアペースを維持することが上手に乗り切るコツ
(ユアペース行動とは指示行動がとれること)
◆パニック・問題行動の原因とメカニズム
T.メカニズム
A | B | ||||
---|---|---|---|---|---|
予兆 | + | 直前刺激 | = | 発生 | |
(起こしやすい状態) | |||||
問題を起こしやすい状態=意識レベルが低い状態 | 刺激 | ||||
・常同行動をしている、体がゆれている | ・直接的な働き掛けによる刺激 | ||||
・こだわりが強い | 声掛け、タッチ、視線など | ||||
・姿勢が崩れている | ・環境的な刺激 | ||||
・空にらみをしているなど | 物音、景色、温度など |
U. パニック・問題行動の回避の為に
具体的な対応方法
◆講演の一部ですが、二人の講師の実演や、スライド映写も交えて話していただき実感できました。
寄付金受託
11/20鹿島バス交通様より寄付金を頂きました。ありがとうございました!!
※賛助会費、寄付金等、随時受けつけています。