あすなろニュース 平成24年7月号
2012年度NPO法人あすなろ会総会開催
- 【日時】
- 6月10日(日)10時〜12時
- 【場所】
- 保健福祉会館2階研修室
- 【出席者】
- 52名、委任状提出者32名、来賓2名(橋本健康福祉部長、相良社会福祉協議会主査)
【概要】
- 2011年度事業報告並びに決算報告、2012年度事業計画(案)並びに事業予算(案)、NPO法改正に伴う定款の一部変更、新役員選出の議案は何れも異議なく承認されました。
- 今年度の事業実施の方針として
- 神栖市第1リサイクルプラザでの障害者の就労支援事業は来年度が業務委託契約の更新時期になっており、より信頼を高める努力をしたいこと
- レスパイトサービスについては懸案であった夏休み期間中での長時間の日中一時支援を実施すること
- 更には私たちの最大の課題である養護学校等卒業後の活動の場を確保することについては、単に行政にお願いするだけではなく、自らも、企業や行政との協働も視野に入れ取り組んで行きたいと考えています
あすなろ集会所の整備
今月も集会所の境界線及び敷地内の草刈りを実施しました。<
尚、レスパイトサービスを利用している子どもたちの遊び場として敷地内に砂場を設置してありますが、砂場の周囲を囲っている円筒形のテストピースを掘り起こしてしまうので、セメントで補強しました。
第3回定例会開催
- 【日時】
- 6月30日(土)9時半〜12時
- 【場所】
- 農耕地、あすなろ集会所
- 【参加者】
- 6名(草取り時は9名)
【概要】
- 講演会・勉強会の内容説明
- 農耕作業について
- 6/29 農耕地の草刈り実施
- 6/30 さつま芋植付け地の草取り実施。収穫祭時用のジャガイモ掘りも実施
- ジャガイモ収穫祭の準備を確認
- 夏休み期間中の日中一時支援について
- 支援者の確保について
- 6/15の広報かみすに支援者の募集広告を掲載して頂いたお陰で多数の申込があり支援体制の見通しがつきました。有難うございました。
- 7/6 支援者会議を実施して支援方法等話し合う予定です。
- 支援者の確保について
- 利用者の募集について
- 支援体制の見通しがついたので、これから利用者を募集します。市外からの問い合わせもあり、出来るだけ希望に答えたいと考えています。
講演会に参加
- 【日時】
- 6月22日(金)10時〜12時
- 【場所】
- 常陸大宮市緒川総合センター文化ホール
- 【主催】
- 常陸大宮市手をつなぐ育成会、常陸大宮市社会福祉協議会
- 【テーマ】
- 障害のある人もない人も暮らしやすい地域に〜親亡き後にも幸せに暮らし続けて欲しい〜
- 【講師】
- 毎日新聞論説委員・野澤 和弘氏
【概要】
野澤氏は、毎日新聞社に入社後、厚生省担当、児童虐待取材班、障害者虐待取材班などを担当後現職の論説委員に。全日本手をつなぐ育成会理事・権利擁護委員長も歴任し現在は、NPO法人PandA-J副代表として障害者のための権利擁護・成年後見制度などの支援をしています。印象に残った個所をいくつか紹介します。
- 今の日本は世界に類を見ない高齢化社会、今後も益々進み2050年には女性の平均寿命は90才の見込、昔の60才は老人だが今はバリバリ働いている。社会環境も大きく変わり、今では障害者が街中に沢山出ている。(発達障害者の割合を仮に6%とすれば、東京ドーム50,000人の中に3,000人いることになる)
- 大企業の中での障害者の雇用は多くなっているが多くは身体障害者、でも6割位の会社は知的障害者を雇用したいと考えているが、どうしたら良いか分からないとのこと。
- 地方で障害者の雇用に頑張っている事例を話されました。
- 北海道の浦河町の精神障害「べてるの家」では、コンブの切れ端をネット販売したら大当たり、又、精神病でまちおこしとして、総会で当事者や参加者が楽しみにしているのが「G&M大会」「Gは幻覚、Mは妄想)。過去1年間でメンバーたちが経験した幻覚や妄想を発表しあい表彰される。海外から見学者が多数来ているとのこと。
- 栃木県の小学校の廃校舎を活用しアート室に。
- 生活介護事業所でプロ2名のロックンローラーの指導の下、ロックンロールを公演している、等々。
- 権利侵害の「芽」として、気付いているのに、気付いていないフリをすることはないか。小さな事でも口に出すことが必要とのこと。
- 成年後見制度の必要性を強調
- 親が成年後見人になることも可能だが、親が先に亡くなるのが世の常。機関誌PandA-Jを通じて障害者のための権利擁護・成年後見制度の必要性をPRされています。自分の息子は縁あって23才の女性が成年後見人になってもらっているとのこと等々。
手をつなぐ7月号より
1. 障害のある人の雇用 法定雇用率の引き上げへ
法定雇用率2%へ改定
法定雇用率は5年ごとに改定されることになっています。
今回の改定で民間企業に義務づけられている法定雇用率は2.0%に引き上げられ(現行1.8%)、同時に義務付けの対象となる企業の規模も従業員50人以上(同56人以上)に拡大されます。なお、法定雇用率の改定は、2013年度から適用されます。
2. 障害者制度改革のいま
総合支援法の概要(その1) 法律名称・法の理念
法案議論の状況
福祉サービスに関する制度改革は、「障害者自立支援法の廃止と新法の制定」ではなく、「自立支援法の改正」という方向が示されました。その後、2012年4月には国会へ自立支援法の改正案が提出され、まだ可決・成立していません。
法律名称の変更
今回の自立支援法の改正案の特徴は「法律名称そのものを変える」という点です。
今回の法改正では自立支援法の名称を「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(略称:障害者総合支援法)と変更することになりました。
これに対して、「法律の名称が変わっても中身は変わらない」とか「自立支援法が廃止された」と誤解する人が出てくる事が心配。部会における重要な論点は今後の検討課題となっていること。
理念の新設
総合福祉法における特徴の2点目は、「基本理念」の新設です。
総合福祉法に示される福祉サービスは、障害のある人(子ども)の地域生活の実現、あるいは障害の有無にかかわらない共生社会の実現、障害があることにより「生きにくさ」や「暮らしにくさ」を感じさせる「社会の側の問題」の除去・・・などを目的として、総合的かつ計画的に実施されることになります。
【今後の予定】
●ジャガイモ堀大会の案内
- 【日時】
- 7月7日(土)10時〜(雨天の場合は翌日)
- 【場所】
- あすなろ集会所近くの畑
- 【参加費】
- 300円/1人 ※ジャガバタも食べられるよ!!
●夏休み期間中の日中一時支援について
【実施要綱】
- 実施日:7月23日〜8月31日の月〜金曜日(お盆休みは8/13〜16)
- 実施時間:9時〜15時半
- 実施場所:あすなろ集会所(溝口5435番地)
- 送迎:なし
- 利用料:市で定めた利用額の1割負担+諸経費(300円/日)
※まだ、若干の空きがありますので、希望する方は申出て下さい!!
(連絡先:090−3245−6241)