あすなろニュース 平成24年4月号
リサイクルプラザの近況
1. 安全会議を開催
月初資源ゴミが無くラインが停止している時、元請さんの了解を得て安全会議を開催しました。
平成17年8月稼働以来本人たちの作業能力が向上し茨城県の最低賃金をクリアする人もいますが、未だクリアしない人もいます。その人たちに対しては鹿嶋労働基準監督署に最低賃金の減額の特例許可申請をして評価をして頂いております。
鹿嶋労働基準監督署からの評価表も参考にし、基礎的作業項目(16項目)と専門的作業項目(10項目)について望ましい状態を説明した後各人に自己評価をして頂きました。
自己評価の結果は厳しく見る人、見て甘い人といました。本人と指導員との見方の違っている個所については、本人をけなすのではなく、欠けている個所を説明して分かってもらうよう指導していきたい。
※作業能力評価表の概要は以下の通りです。
- 基礎的作業能力評価項目
- 基本的なルール(無断欠勤の有無、作業服の清潔感、健康管理)
- 作業態度(作業時間と休憩時間の区別、作業上の報告・連絡・相談、指示内容の理解等)
- 作業遂行能力(作業の正確性とスピード、安全性、集中力の維持等)
- 社会生活(挨拶・返事、感謝・謝罪、協調性、役割の意識・責任感等)
- 専門的作業能力評価項目
- 袋の取出し、キャップ外し、PET取出しホッパーへ、異物の取出し、片付け等
※後日現地でOJT教育を実施しました。
2. 第2回リサイクルプラザ保護者との懇談会開催
- 懇談会開催に当たって
- 平成17年8月リサイクルプラザが稼働以来今年で7年目となります。この間、大きなケガもなく、皆さんの頑張りで神栖市及び元請さんから信頼されるようになっています。
- これからもリサイクルプラザでの委託業務を継続させていただくためには信頼関係を更に深める事が大切で、そのためには、本人たちと指導者及び保護者が一体となって仕事に取り組む事が必要です。
- 今日は、本人たちの職場での状況を知って頂き、保護者皆さんと話し合い、これからの本人たちへの指導・支援の参考にさせて頂くために開催しました。
- 保護者皆さんへのお願い
- 休暇の連絡(無断欠勤は無くして欲しい)
- 作業服の確認(清潔、ほころびの有無、マスクの用意、前掛けも含む)
- 朝は本人を気持ち良く送り出して欲しいこと。
- 各人の仕事ぶりについて
- 各人の2012年の作業目標及び仕事ぶりについて説明し、一人毎、保護者と話し合いをしました。
3.資源回収促進について
私たちは平成21年7月より自主的に汚れたペットボトルを洗浄して回収しています。
回収量はバラツキがありますが約8,000本/月とすると、平成23年度は約96,000本回収したことになります。ただし不燃ごみ貯蔵場には多数の汚れたペットボトルやビン・缶が混入しています。
各家庭から排出する段階で、汚れたペットボトルやビン・缶をちょっとすすいで頂ければ、不燃ごみの量が減少し、且つ資源回収が促進されます。是非ご協力を!!
レスパイトサービスの近況
- 平成23年度の利用者は増減がありましたが3月末での利用者は4名です。4月より3名増え7名になる予定です。この内2名の人は今年1月よりお試し利用をしていました。
- 春休み期間中も希望者を対象に3時間のお預かりで実施しました。
- 平成22年度との比較(長期休暇時も含む)のべ活動日数217日⇒222日、平均利用者数 3.13名/日⇒3.1名/日、平均支援者数 2.44名/日⇒2.3名/日
- 今年の夏休みから長時間のお預かりを実施する予定で計画しています。
子育てフォーラム銚子に参加して
- 【日時】
- 3月11日(日)13時半〜17時
- 【場所】
- 銚子市市民センター
- 【主催】
- NPO法人スマイル銚子
- 【内容】
- 第1部・基調講演 テーマ「その子らしく過ごせる支援とは」
- 講師・田熊 立先生(千葉県発達障害支援センターCAS 副センター長 臨床心理士)
【概要】
先生は子供たちの状況は皆違い、これから事例を交えてお話しすることは全て当てはまるとは思いませんが少しでも参考になれば幸いとの前置きで講演されました。
社会性とコミュニケーションが苦手な子どもへの支援の基本
- 個性(特性)の理解なくして支援なし
- ひとりひとり違う
- 得意なことと苦手なことの両方を知る
- 苦手なこととが生活にどう影響しているかを知る
- 失敗しても批判されない、責められない安心できる環境
- 特別扱いで許されるのではない。
- わかるように教えてもらえる。それが特別支援教育
- 子どもの言いたいことを理解する努力を
- この子は、本当は何を言いたかったのかな?いつも自分に問い続ける
- 自分で選ぶこと、自分で決めること、要求を伝えること、嫌だと拒否すること・・・子どもの表現は大切に。
- ことばにこだわらない。強みを生かす。表情、動き、ジェスチャー、絵カード、文字、メールなど。
- 行動が悪くても、気持ちには共感。(そこに至った気持ちを理解することが大切)
- 困った時は誰に何を言えばいいのか、安心の環境づくりを。
- 子どもにわかるように伝える工夫
- 子どもが分かる方法で見通しを必ずもたせる
- いつ、何を、どのくらい、終わったら何があるのかを伝える
※その他事例で支援の方法を解説していただきましたが紙面の関係で省略させて頂きます。
第11回定例会開催
- 【日時】
- 3月24日(土)9時半〜12時
- 【場所】
- あすなろ集会所
- 【参加者】
- 6名
【今月の話題】
1. 子育てフォーラム銚子の概要説明
2. あさひ自閉症研究会の概要説明
- 【日時】
- 3月22日(木)19時〜21時
- 【場所】
- さわやかホール(旭市)
- 【テーマ】
- IQとは?講師・松尾真裕子様(ロザリオ発達支援センター、臨床心理士)
◆なぜIQを知る必要があるのか?
その人を理解する、得意と不得意、困っている理由・・どこでつまずいているのか?
⇒どのようにつきあえばいいのか?のヒントになる
◆どのようにIQを支援に役立てるか?
・知的な能力はどのくらいか?・・全体、それぞれのバランス(支援の仕方が分かる)
→どのように伝えれば理解できるか?‘困った行動’を解決するには、どうしたらいいか?
出来るようになるといいことを身につけるためには、どうすればいいか?
⇒よりよいせいかつをするために、どうすればいいか?
3. 夏休み期間中での日中一時支援について
- NPO法人スマイル銚子が遊休となった知手浜公民館を利用して実施する動きがあること。
- あすなろ集会所での長時間の日中一時支援を実施したいこと。
(平成24年度の予算で集会所に水道を設置して頂けることが後日連絡を受けました)
4. 農耕作業について
本日農耕地の草取りを実施する予定でしたが、雨天のため、3月26日に変更して実施しました。
【今後の予定】
●NPOが運営する作業所等見学会開催
- 【日時】
- 4月5日(木)
- 【場所】
- 千葉県浦安方面
- 【見学先】
- 1)NPOあいらんど:就労継続支援B型(焼き菓子製造販売と喫茶コーナー)と生活介護を運営
- 2)ちばMDエコネット:コミュニティカフェ、障がい者しごと支援事業等運営
●定例会開催の案内
- 【日時】
- 4月21日(土)10時〜12時
- 【場所】
- あすなろ集会所
●平成24年度第1回神栖市地域自立支援協議会
- 【日時】
- 4月27日(金)
- 【場所】
- 未定
●理事会開催予定
4月中旬
●ゆうあいスポーツ大会陸上競技の練習会開催予定
日時は未定