あすなろニュース 平成20年7月号
就労支援事業関係
神栖市第1リサイクルプラザの近況
7月31日で、神栖市第1リサイクルプラザが稼動以降丸3年経過しました。
当初より知的障害者10名と支援者2名でビン・缶類及びプラスチック類の手選別作業を実施してきました。
この間、日々の実践により作業能力が向上して来ています。今年1月から元請(極東開発工業)さんからの指導でKY(危険予知)活動の推進も導入されました。仕事面では、安全面から破砕されたビンの回収はしなくなりました。一方プラスチックラインでは処理量アップ要請に対応してきました。側近では回収ペットボトル成型品の品質は外部検査の結果でAランクに入っていますが更なる品質の向上を要請され、対応中です。
元請さんや市からも更なる信頼を得られるよう全員で頑張っていく所存でいます。
生活支援事業関係
レスパイトサービスの近況
7月19日より鹿島養護学校等が夏休みになりお母さん達が大変な時期になりました。
今年も夏休み期間中は火・水・木の3日間レスパイトサービスを実施しています。
生きがいづくり事業関係
第1回グランドゴルフ大会開催
- 日時
- 7月26日(土)9:30〜12:00
- 場所
- 陸上競技場
- 参加者
- 30名
- 主催
- ハッチ
- 共催
- ボラ連、NPO法人あすなろ会
2人がホールインワン、子供達も良いスコアーが多く楽しい一日でした。
その他
「特殊支援教育を知る学習会」に参加
- 日時
- 7月8日(火)10:00〜11:40
- 場所
- 神栖市保健福祉会館
- 主催
- 茨城県自閉症協会・鹿行支部
- 講師
- 鹿島養護学校 川上教諭
概要
- 就学前の子を持つ保護者や普通学校に通っている子の保護者が、子供たちの進路について悩んでいることに対しての情報提供・相談の場として開催された。
- 鹿島養護学校のセンター的役割の中に小中学校の「特別支援教育」への支援があるが、教育相談は当該学校からの要請により実施されるもので、巡回相談に行くと学校間の差があるとのこと。(介助員数、受け入れ状況)
- 就学前のチェックポイントについての説明があったが、全部出来ないからといって心配ない。
- 学習(勉強)よりも日常生活に慣れさせることが大切。 良いことはほめる。
- 母親の心構え:元気、根気、のんき⇔学習するのに時間がかかる。他人と比べないこと。
- 学校の先生方は自閉症についてどの位理解しているかとの質問に対し、勇気を持って、言い方を考えて、こうして欲しいと提案することも必要とのこと。
平成20年度 第3回定例会開催
- 日時
- 7月16日(水)10時〜12時
- 場所
- あすなろ集会所
- 今月の話題
- 1.「特殊支援教育を知る学習会」の概要
- 2.今後の余暇活動推進の予定について、他
発達に遅れのある子の理解講座に参加して
- 日時
- 7月19日(土)10:20〜12:00
- 場所
- 鹿島養護学校
- 主催
- 鹿島養護学校
- 講師
- 鹿島養護学校 石上智子教諭
概要
※当日、午前は講演、午後はミュージックケアがあり、レスパイトサービスの支援員も参加し各々これからの支援に役立てたいと意を強くしました。
※支援の基本:ゆっくりのんびり見守る(年齢にあった話し方をする、望ましい行動をしたらほめる等)、困った子どもではなく困っている子ども(子どもが何に困っているのかを把握する等)、自尊感情、自己肯定感を高める(よいところ、がんばっているところを認めほめる等)
支援のポイント1 環境を整える
- 周囲に不要な物は置かない
- 初めと終わり、終わったらどうするか見通しを示す等。
支援のポイント2 かかわり方
- 注目させてから言葉をかける
- 短い言葉で端的な言葉かけをする
- 一度に複数の指示を出さない
- 「・・してはだめ」ではなく「・・しよう」など、望ましい行動を話す⇒否定で終わらない等
支援のポイント3 ほめ方の工夫
- 努力している点や、望ましい行動に対し評価し、具体的にほめる
- 指摘や皮肉を言わない ごほうびを利用する(したらできる)
- 回りから認められる場を設定する
- シールや○など、目で見える形で評価する
支援のポイント4 具体的に見せる
- 言葉だけでは、状況がつかめない
- 目からの情報が受け入れやすいことがある
支援のポイント5 気になる行動の背景
- 緊張不安が高まっているとき
- 心が空虚の状態(寂しい、何をしてよいか分からないなど)
- 人の関心を引きたいとき
- 要求を通したいとき
- その他(時と場面に関係なく)
支援のポイント6 危険な行動への対応
- 毅然とした態度で止め、許さない行動であることを伝える(その場で、冷静に)
- 「何をしたかったのか」を聞いてあげ、どうするべきだったかを具体的に伝える
- 興奮しているときは、おさまってから話す
- こちらが感情的になったり、頭ごなしに叱ったりしない
支援のポイント7 不安への対処
心の支えになる人がいること
見守り 信頼 安心 ↓ 予告 リハーサル スケジュール 状況不安 ← 見通しが立つこと (どうしてよいか分からない) 援助 モデル 成功体験 感覚不安 ← 具体的手だてがあること (感覚刺激に耐えられない)
支援のポイント8 パニックへの対応
- パニックを起こしている間は様子を見る(危険の確認や安全の確保)
- 落ち着いたときにかかわる(静かになったことをほめる、適切な行動を伝える)
- こちらが感情的にならない ・原因が分かっていれば事前に防いでおく
- 前もって予定や次に起こることを示したり伝える
支援のポイント9 対人関係
- 自分の要求や意思を言葉で伝えられない
- 体調が悪いことを伝えられない
- 対人関係のルールの理解が難しい
要求の表現や自己表現の仕方、かかわり方のルールを一つ一つ教える
発達に遅れのある子を理解する
子供の抱える困難に共感する⇒困った子ではなく、困っている子
子供のペースに寄り添うかかわりは、子供に「安心」「信頼」「自信」をもたらす⇒自己肯定感が高まる
教育的対応や適切な支援、経験など環境的・社会的環境を整える⇒障害の状態がある程度改善されたり目立たなくなる
今後の予定
ボーリング大会の案内
- 日時
- 8月24日(日)10時30分スタート
- 場所
- トーホーボール
- 申込締切
- 8月15日(鶴谷まで)
- 参加費
- 大人1,500円、子供1,200円(弁当、飲み物込み) ※奮って参加してください!!
第2回グランドゴルフ大会の案内
- 日時
- 9月27日(土)9時30分スタート
- 場所
- 陸上競技場
ウォークラリーの案内
- 日時
- 10月18日(土)
※詳細は後日
日帰り小旅行の案内
- 日時
- 11月16日(日)
※詳細は後日、お楽しみに!!