あすなろニュース 令和4年1月号

新年明けましておめでとうございます。

昨年6月より新たに理事長に就任いたしました高橋 等です。

昨年は一昨年に引き続き新型コロナウィルスの影響により、当会の事業の一部を開催することができませんでした。2022年についてもオミクロン株が流行しつつあります。ブレイクスルー感染などもあり、まだまだ予断を許さない状況が続いております。

なかなか先の見通しが立たない状況ですが、感染拡大防止の措置を取りながら、会員各位の安全・安心を最優先し当会の運営を担っていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

リサイクルプラザの近況

2021年は、資源ごみの搬入量が例年より多く、処理しきれずにストックヤードに増えていく一方でしたが、努力の甲斐あって2021年の稼働最終日には、ようやく処理し切ることが出来ました。

就労している皆さんの7割が16年以上勤めています。マイペースの人、速く処理しようと本人なり努力する人、時にボーっとしてしまう人、それぞれの個性を生かし、上手く組み合わせることで我々に与えられた使命を達成することができます。

2022年は、安全に配慮しつつ、より精度の高い分別作業を実践していきたいと思います。また、例年ですと、各人に昨年度の目標達成度の確認、本年度の目標の設定などを話し合うのですが、近年は資源ごみの搬入量が増加しており、なかなか時間が取れない状況にあります。日々のミーティングにおいても折に触れて確認はしていますが、尚も合間を縫って個別に確認していくことになるでしょう。

レスパイトサービスの近況

昨年は、緊急事態宣言などもあり、停止期間もありましたが、その後は、感染対策をした上で、サービスを提供致しました。サービスの提供は、3月までとなりますが、利用時は、子ども達が、穏やかに楽しく過ごせるように支援していきたいと思っています。

昨年12月23日にクリスマス会を行いました。

コロナ感染を考慮し、ケーキのプレゼントのみでしたが、子どもたちに喜んでもらえました。

年末は、24日までの受け入れでした。利用者の皆さん、いつものように思い思いに楽しく過ごされていました。

◆12月度の利用状況は下記の通りです。
実施日数:18日
平均利用者数:2.4人/日

定例会開催

【日時】
令和3年12月13日(月)10時〜
【場所】
あすなろ集会所
【参加者】
4名

【今月の話題】

1.かみす防災アリーナ見学会参加者の報告

・避難時の連絡先 一般の避難所 開設後

→ 高齢者,障がい者共に社会福祉課に連絡する。

福祉避難所の利用を希望する場合は、避難前に必ず社会福祉課へ連絡してください。

※避難所への移動の際、支援が必要な方は、事前に障がい福祉課へご相談ください。

2.特別支援学校の動向

若いお母さん達のネットワークが凄い。

肢体不自由のお子さんを持つ方が、自分で『おむすびの会』を立ち上げて、保護者の交流を図っている。

『おむすびの会』は茨城県鹿行地区肢体不自由児(重心児)家族会です。

3.意見交換

・自分の考えだけで誤った選択をしたら、どうしようかという心配がある。他の人の経験や意見を聞くことで、安心材料になるので、このような場があって良かった。

「障がい者の地域生活セミナー」に参加して

【演題】「親なき後も地域で暮らすために」〜障害のある子の親として〜

【日時】
令和3年12月18日(土)13時30分〜15時30分
【場所】
千葉科学大学 マリーナキャンパス
【講師】
NPO法人あおぞら 理事長 大屋 滋 さん

聴講対象は、当事者、家族、支援者などで、感染対策のため、一席ずつ間隔を開け、定員150人の会場は、満席でした。当大学学長の挨拶もあり、本来ならば、看護学生も一緒に聴講する予定でしたが、申込みが予想を上回ったため、市民を優先して、看護学生には後日、改めて講演して頂く事になりましたとのお話がありました。

講師の大屋さんは、旭中央病院の脳神経外科主任部長であり、障害のある2人のお子さんの父でもあります。平成17年にNPO法人あおぞらを立ち上げ、自分達の地域に不足している福祉サービスを提供し、サービスの質の向上や人材育成などご尽力されています。

銚子市では、地域生活支援拠点等事業「まるっとシステム」が令和3年10月よりスタートしています。

「まるっとシステム」とは、「親なき後」を見据えて住み慣れた地域で安心して生活を続けるための仕組みです。

神栖市でもこのようにシステム化されるといいなと思いました。

【講演概要】

2人の子どもには、穏やかに暮らして欲しい。毎日やることがあり、シンプルな楽しみがあって欲しい。安全で安心、できるだけ自由でいて欲しい。などの思いがある。

息子は、現在30才になり、これまで4回テレビ出演した。不審者と間違われて警察に通報された事もあった。多々、大変な事もあったが、地域の皆さんに見守られ、助けられた事も多かった。地域での味方を増やし、社会の中にいることを周囲に知ってもらうことが大切。8050問題は、元々ひきこもりの社会問題に対する言葉ですが、障害のある家族と親の生活を支える模式にもあてはまる。権利擁護の成年後見人制度は、今後大きな改革がある。権利擁護は、地域社会の中にある。福祉の仕組み、知恵と工夫で支える。親は、多くのことを担っている。親も無理をしない。本人にとって辛い状況なら福祉に任せる。最低限の準備はしておく。いざとなったら誰かが何とかしてくれる地域をみんなで作る。

【今後の予定】

●定例会の案内

【日時】
令和4年1月21日(金)10時〜
【場所】
あすなろ集会所

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