あすなろニュース 令和2年5月号

令和3年度第1回理事会開催

【日時】
令和3年5月20日(木)19時〜21時
【場所】
あすなろ集会所
【出席者】
9名

【議題】

T. 報告事項

  1. リサイクルプラザ関係
    • 私傷病で長期休暇している人が2名おり、復帰まで支援者のカバーで対応したいこと。
  2. 2020年度決算状況について
    • リサイクルプラザでの上記長欠者のカバーを最小限にとどめたこと、又、余暇活動については新型コロナウイルス禍の関係で全ての行事が出来なかった事等で予算に対し決算額が大幅に減少しました。
  3. 理事長交代に伴う引継ぎについて
    • 現理事長が高齢になったことから昨年度の理事会で交代することで了承されておりました。引き続きリサイクルプラザ関係等の業務を分担する予定です。
    • 4月30日、業務の分担を含め後任者と引継ぎを実施しました。

U. 審議事項

1. 各事業の課題及び方策について

  1. 障害者に対する就労支援事業
    • (課題)
      1. 作業能率の向上
      2. 支援体制の確立
    • (方策)
      1. 各部署でやるべきこと(基本動作)の向上
      2. 作業マニュアルの再確認(ライン優先の指導他)
  2. 障害児者に対する生活支援事業
    • (課題)
      1. 事業の継続性
        • 支援者の確保
        • 利用者の確保
        • 集会所の維持管理
    • (方策)(現在の利用者は支援学校通所生2名と障害福祉サービス利用者3名)
      • 新たな利用者の確保は難しいことから、来年度以降の継続については、利用者及び支援者の意向を聴取し対処する予定です。
  3. 障害児者に対する生きがい作り事業(余暇活動の推進)
    • (事業内容)
      1. ボウリング大会(2回/年開催)
      2. カラオケ大会(2回/年)
      3. 日帰り旅行
    • (方策)
      • 昨年度は新型コロナウイルス禍で全て実施出来ませんでしたが、今年度も新型コロナウイルスの動向を見て実施できればと考えております。
  4. その他目的を達成するための必要事項】
    • (事業内容)
      1. 広報活動事業(あすなろニュース発行(原則は毎月1回)
      2. 勉強会・研修会開催
        • (課題)親たちの要望は何か(親亡き後の問題、他)
        • (方策)外部の研修会には必要に応じ参加し情報を提供したい。
      3. 農耕活動
        • 昨年は新型コロナウイルス禍で活動を中止しましたが、子供たちの将来の活動の場にという初期の目的が無くなったことから今後は中止とする予定です。

2. 2021年度予算について

昨年度は新型コロナウイルス禍で余暇活動が実施することが出来なかったため、今年度は会費を徴収しないことに決定しました。

開催が出来るようになった場合は、会の負担で実施します。

レスパイトサービスの近況

利用状況は下記の通りです。

令和3年4月
実施日数:17日
平均利用者数:2.3人/日
令和3年5月
実施日数:18日
平均利用者数:2.4人/日

手をつなぐ5月号より

今月の問題 進んでいますか? 地域生活支援拠点の整備

知的障害者と家族が安心して地域で暮らし続けることができるよう、全国の市町村では「地域生活支援拠点」の整備が進められています。

国の整備計画では、今年の3月には全市町村で整備が完了する予定でしたが、実際には令和2年度4月の時点で整備率が約75%に留まっているため期間が延長されました。

又、すでに整備された市町村に対しては、整備後の進捗管理を求める方針も示されています。

あらためて地域生活支援拠点とは?

・・支援拠点の整備はあくまで障害者が安心して地域で暮らし続けることができる「機能」を示します。

支援拠点で重要なことは機能の整備ですので、既存の支援事業所が連携して機能強化を図る整備手法(面的整備)が大半となっています。

※国が示す地域生活支援拠点に求められる機能

緊急対応
24時間365日の対応が可能な相談支援の機能や、短期入所など緊急対応の機能
体験の機会
グループホームの体験利用や入所施設などで暮らす人が地域生活に移行する際の各種体験などの機能
専門的人材の育成
強度行動障害のある人や医療的ケアを要する人などへの対応ができる専門性を有する人材育成の機能
地域における連携体制
複数の支援主体が関わるケースにおける連携体制や、地域住民組織も交えた連携体制構築の機能

整備期限が伸びたことを生かそう(神栖市は令和元年度に設置済みです)

支援拠点が整備済みの場合には、国が示す年に1回以上の運用状況や実効性のチェックを確実に実施し、不足があれば必要な整備を追加するよう働きかけるとされています。

働きかけの際に重要なことは、いきなり「完成型」を求めないことです。

おそらく、多くの市町村では面的整備で支援拠点を整備済みだとしても、完成形とは言えず、不十分と映ることでしょう。未整備であればなおのことです。

しかし、知的障害者と家族が安心して地域で暮らし続けることができる機能の整備には、相当の時間とお金が必要です。

・・また、支援拠点の機能は、必ずしも国が例示する短期入所やグループホームの体験利用などに限られません。

例えば、「緊急対応」の機能であれば、夜間休日の緊急連絡を役場の守衛室で受けても構わないし、短期入所ではなく、通いなれた通所事業所で緊急宿泊できる市町村独自事業を立ち上げても良いわけです。

あるいは、「体験の機会」の機能であれば、短期入所やヘルパーサービスの体験利用も重要ですし、もっと日常生活に密着して、例えば買い物体験や調理体験、交通機関の利用体験といったことも十分に「機能」の一つとなります。できる限り柔軟な発想で支援拠点をとらえることが求められます。

支援拠点は、「親亡き後」を考えた場合にも非常に重要なものであり、知的障害分野における必要性が高い取り組みといえます。ぜひ、育成会として積極的に市町村に働きかけていきましょう。

【今後の予定】

●NPO法人あすなろ会2021年度定時総会の案内

【日時】
6月19日(土)10時〜
【場所】
中央公民館小ホール

表題の件につきましては、今回は理事長交代の他、会員皆さんのご意見を会の運営に反映させたい案件がありますので、感染防止対策を実施する中で開催する予定です。

しかし、神栖市が6月3日〜16日まで「感染拡大市町村」に指定されました。

従って仮に延長になった場合は、定時総会は開催せず書面による議決とさせていただきます。

当日参加される方は、当日の朝の検温とマスクの着用をお願いします。

また、発熱等の風邪や下痢の症状がみられる方はご遠慮ください。なお、接触機会を抑えたい方につきましては、書面(委任状)による意思表示も可とさせていただきます。

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