日にち:2010年12月11日(土)
主催:全国障害者問題研究会茨城支部 於:茨城県総合福祉会館
会場が水戸市だったので、神栖から車で、2時間の一人ドライブを楽しみつつフォーラムに行ってきました。
ちょうど、先月のあすなろ会の定例会で、普通小学校の特別支援学級に通学する子の学校の対応のまずさを話し合った時にこのフォーラムの案内が来たので、何か参考になるものがあるのではないかと思い申し込みました。
インクルーシブって、言葉をまず知らなかったんだけど・・・2006年12月の国連総会においての「障害者権利条約」の重要な理念の一つに「インクルージョン」があり、教育においても「あらゆる段階でのインクルーシブ教育制度」を基本原則としている。というもので・・・。インクルーシブは、排除しないという意味で、「障害がある子とない子が共に学び共に育つ教育」と定義されています。
共に育つのだから、全部を普通の子と同じくし、特別支援学級や特別支援学校がなくなるということではなく、環境、人(専門性)の整備によって、その子のニーズにあった環境を作り、必要な環境を選択できるようにしていくものであるということでした。条件整備に係る試算もあったのですが・・・推進会議路線で12兆円、文科省路線で1兆3千億円だそうで、理念を現実のものにするには、これほどかかるということを知り、びっくりしました。
いろいろな立場の方の教育改革提言を聞き、これからの特別支援教育がどのように変わっていこうとしているの知ることができました。
私も息子が小学校へ入学する時、就学先を養護学校か普通小学校か選択を迫られ、普通小学校では、息子が自立して生活できる環境ではなく、養護学校を選択しました。地域で普通の子との係りを持たせたいと思い小学3年生から居住地校交流に行っていますが、保護者の付き添いが条件で、交流の内容も毎年、運、不運を感じるのは、否めないです。また、どうしてもお客さん的扱いになっている気がしますが・・・普通の子どもと学び育つ・・・そういう事がもっと当然の権利として、保障されるようになっていく事が早く実現されるといいなと思いました。
現状は、難しい事が多々あるようですが、これからもその動向をしっかり把握し、自分たちに出来ることは、何か考えていかなければ、いけないなと思いました。
by スタッフ(^^)k
お疲れ様でした。早速の投稿、概要を理解することが出来ました。
国として、これから精力的に取り組まれるとおもいますが、その子にあった環境の選択するためには親もそれなりに勉強しなくては。勉強して個人では分からない事は、定例会等で話し合いましょう。
コメント by つるさん — 2010年12月13日 @ 10:03 PM