あすなろニュース 平成29年5月号

レスパイトサービスの近況

当会は、障害のある人が、生きがいを持って安心して暮らせる地域づくりに寄与することを目的とした団体で平成18年5月設立しました。

平成18年12月には親御さんたちからの要望で学童保育(日中一時支援)を開始しました。

その後平成24年から夏季休暇中の長時間の受け入れも開始しました。昨年、日本財団の福祉車両が納入されることにより送りサービスも開始しました。

また、昨年から、障害福祉サービス利用者でサービス終了後の受入れも実施しました。

◆ 4月の利用状況は右記の通りです。

実施日数:16日
平均利用者数:4.8人/日

◆利用者の活動状況

車のカタログが大好き ダンスと書くことが大好き
CDに合わせてダンス 真面目に字の練習

第1回定例会実施

【日時】4月19日(水)9時半〜12時
【参加者】5名

【今月の話題】

1.農耕作業について

・4/19ジャガイモの芽かきを実施
種芋の量は昨年同様20キロ購入しましたが途中で種芋が足りなくなりそうなので小さく切り過ぎたためか2割程度芽が出ていない箇所がありました。それでも4月末にはほとんどの箇所から芽が出て、 再度必要な箇所の芽かきを実施しました。
・さつま芋栽培について
昨年の畝作りは5/10に実施しましたが、今年は担当者が高齢化してきたため、畝を農協に依頼することにしています。5月連休明けに実施する予定です。
・収穫祭の日程について
ジャガイモは6/24(土)、さつま芋は9/9(土)を予定しています。
4月末の状態

2.平成28年度の行事予定について

1)日帰り旅行について:実施時期は10月下旬、行き先は那須方面で検討中です。

第231回地域ネットーク勉強会に参加

【日時】4月27日(木)19時〜
【場所】神栖市保健福祉会館
【テーマ】発達が気になる子の支援〜発達検査の理解と活用〜
【講師】茨城県発達障害者支援センター 発達支援担当 海老原朱美氏
【概要】難しいお話でしたが、レジメに沿って紹介させていただきます。

心理検査の重要性

発達検査と知能検査の違い

発達・知能検査と診断の違い

検査の種類と特徴 WISC-IV WAIS-V

各分野の得点の見方

言語理解:
ことばによる知識を状況に合わせて応用できる力
注意記憶ワーキングメモリ:
注意を持続しながら耳で聞いた情報をとりこみ、記憶する力
知覚統合:
目で見た情報を取り込んで、各要素を関連付けて全体に意味あるものにまとめる力
処理速度:
目で見た情報を事務的に多く処理する力

事例を通じて、解釈については省略します

最後に・・

◆同じような相談内容、状態でも、原因や特性は人それぞれ
◆検査の数値やグラフは同じでも、状態はそれぞれ
◆支援方法を考える手立てとして利用することが大切とのことでした。

手をつなぐ4月号より抜粋

これからの育成会をどうするか 育成会フォーラム報告

3月3日、東京・日本橋で開催されたフォーラムの内容です。

今後の育成会の在り方は?

冒頭で久保会長から、昨今の育成会活動の状況と今後の在り方について講演がありました。

会員数から見る育成会活動は全国的に低下傾向にあります。背景には、福祉制度の充実やインターネットに代表される情報化があると考えられますが、そうした社会の変化に育成会が対応しきれていない、特に若い層のニーズに組織の在り方が付いていけていないと指摘されました。そして、育成会のこれまでの活動についての意義を認めつつも、今の時代や社会・暮らしの中で役割を果たすために自己改革が必要と、会員数減少を示すデータをもとに説かれました。

その上で、各地域の育成会として、「今だけ、自分たちの世代だけで良ければいい」という姿勢ではなく、自らの組織を改革し、リーダーの世代交代など組織としての新陳代謝の推進を求めました。

「育成会は、知的障害のある人たちの幸せを実現するためにあるのであって、役員が役員であることのため の組織ではない」。各組織の主体的、戦略的な自己改革の必要性を強く主張しました。

続いて毎日新聞論説委員の野澤和弘さんが「これからの育成会を取り巻く状況」と題して講演されました。

これからの日本社会の最大の課題について人口減少を挙げ、限られた福祉資源をどこに投入するのか、「選択と淘汰」の問題に正面から向き合って行くことが必要であると言われました。

例えばグループホームでは、行動障害のある人や医療的ケアの必要な重度の人たちをより重点的に支援していくようになるだろうと見通しを述べ、人手不足に関しても限られた専門的な人材を効率的に活用できるよう「働き方改革」の必要性も指摘しました。そうした社会的背景の中で、「福祉サービスの増加によって親たちが介護から解放され、親の会は衰退しつつある」とする一方で、これからの社会で必要とされる親の会の姿を見せていかないと若い世代の心はつかめないとして、「障害者=支えられる側」と言う考え方を変えていくことの重要性を指摘しました。「問題行動を起こす人、世話される人を支援する、という従来の‘3K’の福祉職のイメージを変え、より科学的・構造的な側面をもつクリエイティブな仕事であることをきちんと提示していく必要がある」と、障害福祉の世界での「利用者像」の変革を強調しました。・・・・

さまざまな課題に向き合う

最後に、「これからの育成会運動で大切な視点」というテーマでシンポジウムがもたれました。

「地域生活支援拠点の整備」、「総合支援法の見直し」、「成年後見制度の利用促進」等々のテーマについて活発な議論が交わされ、閉幕となりました。

【今後の予定】

●第2回定例会の案内

【日時】
5月18日(木)9時半〜12時
【場所】
農耕地、あすなろ集会所

●平成29年度第1回神栖市地域自立支援協議会開催の案内

【日時】
5月26日(金)
【場所】
保健福祉会館

●茨城県ゆうあいスポーツ大会に参加

【日時】
5月28日(日)
【場所】
陸上競技、レクリエーション競技(会場は別)

●2017年度NPO法人あすなろ会総会の案内

【日時】
6月10日(土)10時〜13時
【場所】
保健福祉会館2階
【参加申し込み】
5月31日(水)事務局(山田)まで(090-7272-8309)、尚欠席の方は委任状をお願いします。

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