あすなろニュース 平成27年5月号

平成26年度第2回理事会開催

【日時】
5月1日(金)19時〜21時
【場所】
あすなろ集会所
【参加者】
9名

【概要】

T.報告事項

1.平成26年度予算の決算状況について

2.平成26年度事業内容の検証及び課題について

  1. リサイクルプラザでの就労支援について
    • 今年度の賃金改定については、茨城県最低賃金の上昇率高くなっており、相対バランスと最低賃金に抵触しそうな人への対応を重視したこと、来年度が契約更新の年であり結果を見て対応すること。
    • 送迎車の運転については、個人差もあるが対外的なことも含め上限年齢を定めることとする。
  2. レスパイトサービスについて
    • バス停からの迎えにリサイクルプラザの送迎車を利用しているが、専用車を確保するため日本財団の福祉車両を申請したが不採用となる。(申請の対象車両が8人乗りのステップワゴンであることから、波崎用送迎車と交換することで申請)。不採用の理由として、送迎だけの目的として捉えられた(白タク)ため、レスパイトサービスの内容をPRして欲しい旨。
    • 利用者数が平均5.6人/日と減少しているが、送迎については今後もバス停からの迎えだけとなり、その中で利用者が楽しんで頂けるようなサービスを提供することとしたい。
  3. 余暇活動の推進について
    • 鹿島特別支援学校在校生も参加し易いニュースポーツの導入を考え体験しましたが、難かしいことから断念しました。来年度も別の種目を検討することとしました。
  4. その他目的を達成するための活動について
    • ジャガイモやさつま芋の収穫祭は、広報‘かみす’に参加者を募集して開催することで‘NPO法人あすなろ会’のPRにもなっていることから今後も継続したいこと、ただ、草取りや準備作業時の人手の確保が厳しいことから、ボランティアさんの確保や耕運機の整備等を検討する必要がある。
  5. U.審議事項

    1.リサイクルプラザの賃金改定について

    2.平成17年度予算案について

    レスパイトサービスの近況

    今年度新たに中学部・高等部に入学された方を含め皆さん元気に利用されています。

    春休み期間中、子供たちがプランターに花の植付けを手伝ってくれました。

    ・春休み期間中等の長時間サービス

    実施日数:
    4日間
    平均利用者数:
    2.3名
    実施時間:
    9時〜15時半(7時半〜18時の受入れも対応)
    (4月6日は入学式のため、12時〜16時半)

    ・通常のサービス

    実施日数:
    17日間
    平均利用者数:
    5.2名

    平成27年度第1回定例会実施

    【日時】
    4月23日(火)9時半〜12時
    【場所】
    農耕地、あすなろ集会所
    【参加者】
    4名

    【今月の話題】

    1.農耕活動について

    4月22日
    さつま芋植付け予定地及び周囲の草取り実施。(2名)
    4月23日
    ジャガイモの芽かき実施。(4名)
    3/10に植付け後約40日、植付け箇所の殆どは順調に芽が出て育っています。ただ数カ所芽の出ていない箇所を調べたところ、種イモがありませんでした。カラスが種イモをほじくっているのを見かけたとのこと。
         
    又、植付け箇所のうねにはマルチを張ったこと、肥料も植付け箇所のうねのみ配肥したため雑草の伸びが少ない感じです。

    ※今後の予定は、5/8.9にうねづくり、5/16頃さつま芋の植付けを実施する予定です。

    2.平成27年度の行事予定(余暇活動の推進)について

    • 今年度の日帰り旅行は参加者に興味を持ってもらえるよう、最低でも県外の候補地、参加費もあまり多くならないよう配慮して決める予定です。今年度はバス代が大幅アップする模様。
    • 日帰り旅行以外の行事は、例年通りカラオケ大会及びボーリング大会を年2回開催する予定です。
    • 鹿島特別支援学校PTA神栖支部さんより、行事の協賛金を頂いていることもあり、支援学校のお子さんたちが楽しめるような行事を検討する事になっています。

手をつなぐ4月号より抜粋

「知的障害のある人の合理的配慮」を検討する 弁護士 関哉直人氏

差別解消法のガイドラインと合理的配慮

2013(平成25)年6月に成立した障害者差別解消法は、16年4月1日から施行されます。

その前提として、15年2月24日、障害者差別解消法の「基本方針」が閣議決定されました。

この基本方針は、障害を理由とする差別の解消に向けた政府の基本的な考え方を示すものです。

この基本方針を受けて、法律施行までに、国、地方公共団体、各省庁の大臣は「ガイドライン」を作っています。ガイドラインには、生活の各分野での障害者差別は何か、合理的配慮とは何かが書き込まれることになり、差別や合理的配慮を考える指標になっていきます。

ところが知的障害のある人の合理的配慮は、イメージが困難であり、また差別の根本が「無理解、偏見」であることから、配慮の内容が「無理解や偏見を持たずに接すること」といった抽象論になりがちです。他方で、知的障害のある人の生活の各分野に対応する合理的配慮の具体例は少なからず挙げることができ、また、障害特性のイメージが困難であるからこそ、具体例を提供し、これを通じたイメージ形成に役立てることが重要です。

そこで、全国手をつなぐ育成会連合会では、「知的障害のある人の合理的配慮」検討協議会を設置して検討を行いました。

合理的配慮検討委員会

・・・ 検討分野については、特に知的障害のある人と関係の強い分野である「情報・コミュニケーション」「サービス」「住居」「医療」「教育」「政治参加(選挙等)」「司法手続」の分野について合理的配慮の具体例を列挙しています。・・・

報告書の活用について

各地の育成会においては、これら差別解消法の施行に向けた各地のガイドラインの策定段階や、差別解消法施行後の具体的な合理的配慮の実現に関与していく過程で、「知的障害のある人にとっての合理的配慮」の内容を具体的に提示していく一助として欲しいと考えています。

【報告書の抜粋】

  1. 情報・コミュニケーション上の合理的配慮
    • 案内表示をわかりやすくする(ルートを色づけ、矢印で案内)
    • 切符を買う時の音声入力
    • 対人サービスの充実
    • コミュニケーションボードの活用、等
  2. サービス上の合理的配慮
    • 待つことが苦手の人のため、待たなくても入場あるいは利用できる特別枠を設ける
    • 待つことが苦手な人のため、アトラクションの利用を待つための別室を用意する、または順番が来たら呼び出してくれる
  3. 医療上の合理的配慮
    • 不安感を取り除くため、診療の手順を図式化する
    • 診療時間を患者の多い時間からずらす
    • 診療の手順ごとに段階を踏んで経験させる等々

【今後の予定】

●平成27年度神栖市地域自立支援協議会開催

【日時】
5月22日(金)15時〜17時

●ゆうあいスポーツ大会に参加

【日時】
5月24日(日)※予備日は5月31日
【場所】
笠松運動公園

●第2回定例会の案内

【日時】
5月27日(水)9時半〜12時
【場所】
農耕地、あすなろ集会所

●2015年NPO法人あすなろ会総会の案内

【日時】
6月6日(土)10時〜12時
【場所】
神栖市保健福祉会館

※参加申し込みについて: 準備の都合上5月27日までに連絡お願いします。(鶴谷まで)

尚、欠席の方は委任状をお願いします。

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