あすなろニュース 平成21年5月号

農耕地の確保について

※予てより要望していた市所有地の使用貸借契約を4月1日に締結することが出来ました。

主に特別支援学校に通学している子供の親たちが、子供たちの将来を考え、何か自分たちで行動しようとの気運が高まり、その取り組みの一つとして、農耕作業を行い、農作物の栽培・収穫を子どもたちも含め全員一丸となって実施する予定です。

場所
神栖市溝口5455番の約150坪(あすなろ集会所の近く)

4月度活動状況

4/8
開墾地のクリーン作戦実施。(空き缶、紙屑等の除去)
4/11
JAに天地返しを依頼する。
4/15
第1回目の整地作業実施。(根っこ、石等の取り除き)
4/20
JAに整地を依頼する。
5/1
畝作り及び整地を実施。

H21年度 第1回定例会開催

日時
4月15日(水)10時〜12時半
場所
あすなろ集会所
参加者
11名

今月の話題

ムーブメント教育・療法の案内

講師
早田さん

前回の定例会で低学年の子供たちが参加し易い余暇活動を何か実施したいと提案した際、ムーブメントやミュージックケアが良いと思うが親たちがそれらの効果を理解することが必要との意見があり、早田さん(ハッチ)に声を掛けたところ、快く定例会で説明させて頂きたいとのことでお願いしました。

早田さんは、小林先生(横浜国立大学)が導入されたムーブメント教育に長年参加され・且つ資格も取ったことから、神栖地区でもムーブメント教育・療法を開催したいとのこと。

※乳幼児から高齢者までの幅広い層を対象にしていること。

多動なお子さんや、最初は輪の中に入れない人でもOK、何回か来ている内に徐々に輪の中に入れるようになるとのことです。是非来てみて欲しいとのことです。

平成21年度の予定

  1. NPO法人あすなろ会総会の件
    • 日時 6月7日(日)10時から
    • 場所 保健・福祉会館2階研修室
    • お子さんの一時預かりを実施、他。
  2. 事業計画について
  3. 余暇活動について
  4. NPO法人あすなろ会のホームページ開設について⇒開設チームへの参加者を募集します。
  5. その他
    • レスパイトサービスの送迎サービスを実施する予定。(スクールバス降車場→あすなろ集会所)
    • 利用者からの要望に対し、デマンドタクシーの利用等検討しましたが確実性が無いため
    • 日中一時支援事業の送迎加算を受け独自で実施する予定。
    • 開墾予定地のクリーン作戦(上記)

手をつなぐ2009年5月号より 特集「老い」を考える

「老い」は、誰にも等しく訪れます。

もちろん、知的障害のある人やその親にも例外ではありません。自分が高齢期を迎えたことで、知的障害のある子供の将来を不安に思う親もいることでしょう。しかし、自分の「老い」と向き合うことは、将来訪れる子供の「老い」と向き合うことでもあります。

親は老いていくのです

宮城 社会福祉法人つどいの家 理事 下郡山和子氏

今年、私は古稀を迎える。娘は、もう45歳だ。6年前からケアホームで生活をしている。

娘が5歳の時、「このような子がいては、弟さんがかわいそうだから、重症心身障害児施設に入所を」と勧められた。その時から、姥捨てのようなことができるか・・という意地のもとに、通所施設や様々な地域生活支援事業を立ち上げてきた。そして最終課題は、老いを迎えた時の娘の住まいの場であった。

何とか、重い障害がある人でも家族と離れて、他人の介護や支援を受けながら、住み慣れた地域で生活できるシステムを作らなければと決意した。

そのためにはまず、体験ステイ事業を作ろうと、仙台市と交渉し、予算を確保したのが2002年である。

希望者を対象に、自立体験ステイを行う中で、うちの子は障害が重いからグループホーム生活は無理と唱えていた親たちも目を開けてくれた。2004年には体制を整え、法人で初めてのグループホームに繋がる。

それは、支援費制度時に就労要件の撤廃や重度加算制度ができたこと、そして、会の要望活動を受け仙台市が特別な支援を必要な人たちへの夜間支援体制補助を付けてくれたお陰で実現できた。

娘は40歳で自立できた。昼は重心心身障害児者通園事業(B型)に通い、日中生活を存分に楽しみ、休日には家に戻ってくる。今は年寄り夫婦のもとに戻ってくるより、仲間と日々が楽しいようだ。・・・

安心した老いを迎える取り組み

社団法人宝塚市手をつなぐ育成会 小原冷子氏

今年、創立40周年を迎えます。先輩たちが高い理想のもと、「親亡き後も住み慣れた地域で暮らせてやりたい!」との熱い思いで、1981年に公の助成金もないまま、自立訓練の場として「さざんか寮」を立ち上げました。しかし当時は、障害の軽い人しか利用できない状態でした。

宿泊体験ホームを利用して家庭からの自立を

1993年、第1段階の訓練ホームが、宝塚市知的障害者支援センターの開設とともにできました。

実績が認められ、同センター3階に5LDKの二つのホーム(男女)ができました(1991年、兵庫県の単独制度発足)。受益者負担によって加算職員を置き、障害の重い人たちの利用も可能になりました。

第2段階の訓練ホームは、1996年にグループホーへ滑らかに移行できるように2か所立ち上げました。

利用者同士の相性などを見極めて4〜5人のグループをつくり、グループホームへと移行していきます。

グループホームの開設と運営移管

宿泊訓練ホームからステップアップする人のために、育成会としてグループホームを立ち上げました。

12か所のグループホームを運営してきましたが、運営者と利用者が同じ立場の親であることの問題点や、グループホームの数が多くなってきたこともあり、この先も親が「手弁当」で支えることは困難だと判断。

次の世代の若い会員たちの負担軽減と、利用者の将来の安心とより質の高い支援の必要性を考え、2007年10月より福祉のプロ組織(育成会が設立母体の社会福祉法人)に、運営を任せることになりました。

2009年度より、念願の看護師もケアホームに配置されました。

市単独の就労・生活支援センターとケアホームの統合支援センターと、ヘルパーステーション、知的障害者相談支援事業所があります。一般就労の人にも、通所サービス事業所の人へも、ソフト面の地域支援部門と事業所などのハード部門との連携の強化により、今のところ、急に親御さんに何かあった時などの対応はできていると思います。

今後の予定

茨城県ゆうあいスポーツ大会の案内

開催日
5月24日(日)
開催場所
笠松運動公園
集合時間
7時20分(7時30分出発)
集合場所
神栖市役所 西側駐車場
帰着時間
16時頃

茨城県ゆうあいスポーツ大会向け練習会の案内

日時
5月9日(土)5月16日(土)10時〜12時
場所
神栖市陸上競技場
練習種目
50m走、100m走、立幅跳び、ソフトボール投げ

第2回定例会開催

日時
5月21日(木)10時〜12時半
場所
あすなろ集会所

ムーブメント教育・療法の案内

日時
5月10日(日)10時〜12時
場所
神栖市中央公民館 小ホール
主催
ハッチ:共催:ボランテイア連絡協議会
用意するもの
飲み物(水分補給)、上履き

NPO法人あすなろ会総会の案内

日時
6月7日(日)10時から
場所
保健・福祉会館2階研修室

お子さんの一時預かりを実施しますので希望者は5月22日まで連絡を(鶴谷)

場所
保健センター趣味・余暇活用室

県育成会評議委員会の案内

日時
6月2日(火)10時から
場所
県総合福祉会館

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