あすなろニュース 令和元年11月号

第57回手をつなぐ育成会茨城大会に参加

【期日】
令和元年10月23日(水)10時〜12時半
【場所】
茨城県総合福祉会館

【概要】

「手をつなぐ母の歌」を全員起立で斉唱し議事に入りました。

大会式典

  1. 主催者挨拶 茨城県手をつなぐ育成会 矢野会長
  2. 茨城県知事表彰
  3. 茨城県手をつなぐ育成会会長表彰
  4. 来賓祝辞 大井川 和彦茨城県知事、高橋 靖水戸市長、茨城県知事表彰授与

大会宣言

私たちと考えを同じくする多くの方々との努力により、平成30年4月に、いわゆる65歳問題を「合理的配慮」により解決する「共生型類型」を含む「改正障害者総合支援法」が施行されました。

私たちは、それが各市町村の「障害者プラン」に反映され、どう実行されているのかを見守り、更なる改善を訴えていきます。 私たちは、障害者の一人ひとりが将来に向かって生き抜くために、本人の意思と就労を含む生活権が尊重され、地域で自立し、安定した生活ができる共生社会を目指して活動していきます。

さらに、出生から看取りまで障害者の一生涯を保障する制度の充実を図るよう求めていきます。

私たちは、知的障害のある人が「あたりまえに暮らせる社会」の実現と、安定した幸せな生活の保障を願い下記の事項を確認し、福祉の発展および向上に向けて努力を重ねることを誓い、総意を持って本大会の宣言とします。(紙面の関係で、下記項目は省略させていただきます)

令和元年10月23日   第57回手をつなぐ育成会茨城大会

講演 演題:障害者の地域生活支援  講師:日本相談支援専門員協会 顧問 福岡 寿 氏

ポイントと思われる事を紹介させていただきます。

(福岡様は、大学卒業後、長野県に行きましたが、縁で障害者関係に関与されるようになりました)

障害のある人を支援してきたが・・・

各所のお母さんたちの会合に参加し、送迎や預かり等サービスをパズルのように、パッチワークのように組み合わせてきた。でも、何かが違う→振り返ってみると

※その手法はやがて倍返し・・喜ばせたい、楽しませたい、ニーズというよりは、ウォンツ(・・たい、 ・・たい、機嫌取り)

西駒郷地域生活移行から学んだこと〜プロセスを大切に、ゆるやかな自己決定〜

●サービスパッチワークでは太刀打ちできない

※本人のために良かれという思いで、パッチワークでない、丸ごと安心の入所施設を選択してきた背景

  1. 実体験の経験で本人が実行機能(できた、やってみたい、試してみたい・・)を取り戻す姿を親子、支援者で共有していく
  2. 本人を真ん中に プロセスを大切にした支援

※プロセス・・「心の動くこと」⇒「試す」⇒「振り返る」⇒「心の動くこと」⇒「試す」の繰り返し

※人生の楽しみは、プロセス、それを目指そうと思えるため、気づくモデルを提示。(〇〇さんが出来るのなら自分だって・・)。

※実現した暮らしの形は、プロセスを歩んでいった先の結果

特に、入所者に経験して欲しいこと

●昼の場所と夜の場所を分ける暮らし

●ある地域での自立支援協議会

「本人中心部会」での「行ってみてやって委員会」で見て歩こうツアーを開催し、支援会議の中で自分の思いで決める。入所者500人のコロニーがH22年には100人になった。

保護者達は、最初はお手並み拝見としていたが、完敗しましたとの談。

(地域がそうした仕組みになっていないとダメ)

●自立支援協議会で徹底させていく

1、扇型の支援体制から輪形の支援体制
事業(サービス)に利用者を合わせる(サービス主導)⇒利用者を真ん中にサービスを組み立てる(ニーズ主導)、
「聞く・訊く」⇒「聴く」:「ゆるやかな自己決定」
※主として:本人中心部会/サービス向上部会
2、地域の資源づくり、事業展開
誰かの思いつき、誰かの強い声、事業所の恣意性⇒自立支援協議会の要請型へ等々。

●最近、育成会から呼ばれる頻度が多くなった。

以前は入所施設一本だったが、時代が変わり、それだけではすまなくなった。親亡き後に関心が深まってきたためと思われる。

我が子を真ん中に、四半期ごとに事業所の方とか、行政、相談支援専門員等が集まって話し合える場があるか、そうゆう財産が欲しいと思われているからと推測される。

信託会社に来てもらい話を聞くとか、先ずは来月、社協の成年後見制度について聞いてみたいとか、今のうちから、縁を作る支援会議を望んでいるからと推測されます。

レスパイトサービスの近況

★10月度の利用状況は下記の通りです。

実施日数:20日
平均利用者数:1.7人/日

誕生会開催:10月25日

幸人君13才の誕生会、お友達とケーキを食べながらお祝いしました。

第2回神栖市地域自立支援協議会に参加

【日時】
10月30日(水)15時から
【場所】
保健福祉会館旧館集会室B

【概要】

1.神栖市地域生活拠点事業 実績報告

  1. 相談機能
    • 土曜日電話相談実績 10月末まで2件
  2. 緊急時の受入れ・対応
    • 緊急時の受入れ・対応:8/9〜10/9知的障害(最重度)の方を介護者の疾病により受入れ
  3. 体験の機会、場:GH体験の機会
    • GH体験利用支給決定人数6人、支給決定総数71名
  4. 専門的人材の確保、養成: 相談支援事業所スキルアツプ研修実施予定(10月31日)等々。

2.障害者差別解消法受付ケースの報告 1件(内容は省略)

3.福祉祭りについて: 令和2年2月15日(土)開催予定

4.台風15号による被害状況と対応について

障害者(特に知的障害)を抱えた家族は通常の避難場所には行けないとの話から、神栖市で検討しているが、先ずは所定の避難所に行っていただき、その後避難者の状況を見て仕切りを設けるとか、別の場所への移動を考えたいとのことでした。

第7回定例会実施

1.さつま芋収穫祭の反省

収穫後、あすなろ集会所に来ていただいたが、たくさんの方が来られて座る場がないほどであった。

2.日帰り旅行について

東京タワーと上野動物園で近場であったが楽しまれたこと。ただ、たくさん歩いて疲れた?

3.ボッチャについて 3月の第3日曜日に開催したいこと。等

【今後の予定】

●手をつなぐ育成会関東甲信越大会埼玉大会の案内

【日時】
11月9日(土)
【場所】
埼玉会館

●第8回定例会の案内

【日時】
11月27日(水)10時〜
【場所】
あすなろ集会所

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